「ちはやふる2」は2013年1月~6月に放送、全25話。
競技かるたを題材にした、とても熱い部活もの「ちはやふるの」続編です。
◆ジャンル&キーワード
青春ドラマ、部活、恋愛、競技かるた、熱血
◆お勧め度
★★★★★(星5)
◆こんな人にお勧め
- (完全な続編なので)「ちはやふる」を見た人
- 熱血スポ根物が好きな人
- 青春ドラマが好きな人
- ほのかな恋愛が見たい人
目次
- 総評
- 各話ストーリー紹介&感想(ネタバレあり)
- 第一首はなのいろは
- 第二首こひすてふ
- 第三首つくばねの
- 第四首ひとにはつげよ あまのつりぶね
- 第五首なほあまりある むかしなりけり
- 第六首たつたのかはの にしきなりけり
- 第七首しるもしらぬも あふさかのせき
- 第八首みかさのやまに いでしつきかも
- 第九首わたのはら
- 第十首むらさめの
- 第十一首さしもしらじな もゆるおもひを
- 第十二首みそぎぞなつの しるしなりける
- 第十三首ゆめのかよひぢ ひとめよくらむ
- 第十四首ものやおもふと ひとのとふまで
- 第十五首たごのうらに
- 第十六首みゆきまたなむ
- 第十七首ふくからに
- 第十八首わすれじの
- 第十九首ゆくへもしらぬこひのみちかな
- 第二十首あきのたの
- 第二十一首なこそながれてなほきこえけれ
- 第二十二首めぐりあひて
- 第二十三首をのへのさくらさきにけり
- 第二十四首かくとだに
- 第二十五首ふじのたかねに ゆきはふりつつ(最終話)
- 最後に
総評
「ちはやふる」の続編。物語は高校2年生からはじまる。
1期からの完全続編なので、1期視聴していない場合は、全く話について行けない展開になります。
今回も熱血スポ根ですので、熱くとても熱くなります。
仲間が増え、部内の絆も深まっているので、色々と熱くなるシーンが多く、涙が出てきます。
今回も千早は無駄美人です(笑)。
相変わらず恋愛メインではないですが、1期よりも千早と太一、新の3人の関係が恋愛要素強くなってます。
1期よりも物語のスパイスとして良く効いています。
対戦校が多くなるので、新キャラが非常に多く出てきますが、どのキャラも魅力的ですね。
特に対戦する相手は、回想等で深掘りしてくれるので、相手にも感情移入できていいです。
1期よりもさらにストレートな王道スポ根物のソレになった気がします。
注意:ここからは、ネタバレありです。
各話ストーリー紹介&感想(ネタバレあり)
第一首はなのいろは
かるた部には太一目当てのかるた初心者の女子が大勢入部したが、今後の方針で意見が分かれる5人。
千早は太一のA級昇格、団体戦での全国優勝、階級別個人の優勝、そして1年生の教育にも力を入れてかるた強豪校になると強欲な意見を言い、自ら1年生の教育係となる。
感想:
いきなりかるたを実演すると新入生がドン引きすると考え、部活紹介では袴を着た太一と千早のみを出し、千早は黙ってると言う策に出た奏ちゃん。策士じゃのう。
菫ちゃん、千早の事を美人で天然でバカ、女の敵って・・・まあ大体合ってるけど。
エースじゃけんって言う千早の顔(笑)。ヒロインがしていい顔じゃない。
で、結局新入部員相手に大人げなく100枚全部取っちゃう千早(笑)
第二首こひすてふ
新入部員で残ったのは、おしゃれと恋愛ばかりの花野菫と、生意気な言動が目立つ筑波秋博の2人だけ。
1年生の為に部の雰囲気も悪くなっていくが、千早は去年の全国大会で部員がもう一人いれば棄権せずに済んだという理由で1年生に拘っていた。
千早の気持ちを聞いた奏は、飛び出していった菫を説得し、肉まん君は筑波にかるたを教えるのだった。
感想:
菫ちゃんの事を「筋の通った恋愛バカだ」という奏ちゃん。横に立ってる千早には「かるたバカ」って書いてある。奏ちゃんの苦労は絶えないね。
千早が1年生に拘る理由が、去年の全国大会で自分が倒れて棄権したせいだったとは、なるほど。その話を聞いてからのみんなの動きとかちょっと感動するね。
第三首つくばねの
高校選手権予選が始まった。試合に出たくてオーダーを書き換える筑波。
激怒する2年生だったが、机くんが戦略的に1年生を加えたオーダーにすることを提案し、順当に勝ち進んでいく。
その中で1年生たちもかるたの面白さを感じ始める。
一方、新とクイーンも全国大会に向け準備を進めていた。
感想:
菫ちゃんに袴を着付けする奏ちゃん。「初めての女子部員が来てくれた気がする」って、あのー千早は?まあ中身男だけどさ。
勝手にオーダーを書き換える筑波。どうも筑波の行動も言動も好きなれない。
オーダーに1年生を加えたのは、戦略的意味もあるが、去年机くん自身もチャンスをもらったからだった。そう言えば去年の大会で机くんはいじけて出なくて、その後チャンスもらってたな。なんかちょっと感動。
「上の階級の人と当るなんてラッキーだよ」と筑波を励ます千早。でも、励ましてるんじゃなくてただ単に自分が強い人と当りたいだけっていう(笑)、さすが千早はブレない。
第四首ひとにはつげよ あまのつりぶね
高校選手権準決勝の相手は白波会エースの坪口が教える朋鳴高校。
千早と太一を良く知る坪口は瑞沢メンバーに揺さぶりをかけてくる。
不運続きで苦戦する太一だったが、観客含め皆が応援してくれていると知り、仲間を信じ自分のかるたに集中し勝利。
瑞沢高校は決勝に進む。
感想:
「無いんです運が、大事な所で本当に無いんです」と白波会の人から言われる太一。酷い言われようだ(笑)
坪口を見てときめいてる千早、千早はかるた強い人が好きだよなー。恋愛はさっぱりなのに。
太一がタオルを要求した時に、白波会女子、原口先生、奏母、菫が一斉にタオル投げてるの笑った。そして千早がアホの子のような顔してタオル差し出してるのもかわいくて、また笑った。太一はみんなに愛されてるな。男たちから嫉妬されてたけどね。
第五首なほあまりある むかしなりけり
決勝戦は去年戦った北央学園。
北央は主将命令を破ったヒョロ君のオーダーにもめるも、前主将の須藤さんが読手として登場しその場を制し試合が開始する。
肉まん君が束負けし劣勢に立たされる瑞沢。
そんな中、千早は冷静にクイーンと名人の持つ強さを手に入れようとしていた。
感想:
ヒョロ君の彼女、肉まん君の姉なのかよ(笑)。
そして、一番強い北央が見たいと言いガチでぶつかるオーダーを予想するヒョロ君。ちょっとかっこいい。確かに手堅くいくのがセオリーなんだろうけど、正面からがっつりぶつかって勝つっていうのがスポーツの醍醐味よね。
またオーダー書き換える筑波・・・どうも勝手すぎて行動が好きになれない。
やっぱり、この作品は試合の描写が熱い。日常やってるよりも試合やってる方が数倍面白いよね。
第六首たつたのかはの にしきなりけり
徐々に巻き返す瑞沢メンバー。しかし、4組同時の運命戦となり、チームとして連携し札分を行う北央。
圧倒的不利な状況の中、気迫で勝る太一がヒョロ君のお手付きにより勝利。
千早は敵陣の札に手を伸ばすもセイムとなり敗北、北央が勝利する。
試合後、筑波と菫は原田先生の元を訪れ白波会に入会する。
感想:
音になる前の音を感じる千早、元々無駄美人なので凛としてかっこいい。
がんばる机くんと奏ちゃん。やっぱりこの二人はいいよな。
圧倒的不利な運命戦になり、負けた事を申し訳なさそうにしている肉まん君を見て、敵陣への素振りを始める千早、そして太一。瑞沢かるた部は熱い。
北央のヒョロ君、甘糟にもドラマがあり素晴らしい展開の決勝戦だった。
第七首しるもしらぬも あふさかのせき
全国大会に出場決定するも、決勝戦で負けた事に落ち込む千早。
母と呉服屋に来た千早は買い物の中で母の想いを知る。
また、部室の2階を倉庫として貸した吹奏楽部から応援の演奏をしてもらうかるた部。
そして、全国大会の舞台近江神宮へ!
感想:
部室の2階を吹奏楽部に貸す際の「他の部に良くしておいたら自分にも帰ってくるかなって」って千早、強欲。結局はかるた部の事しか考えていないのが凄い。
千早が再び頑張ってるのを見て、再度ヤル気になる千早姉の描写が良かった。なんだかんだで、影響し合ってる姉妹なんだなー。
袴買ってもらったのに、去年倒れたから袴は持っていかない千早。いや、先に言おうよ。親かわいそうだよ(笑)。
化粧落とした菫ちゃん、かわいいじゃないか。恋の為とは言いつつも、真面目にかるたやってて結構いい子よね、この子。
菫ちゃんの「夜独りの時、どうしてるかな?会いたいなって思う人いないんですか?」って質問に「でも私、忍ちゃんの電話番号知らないし」って回答する千早。ほんとかるた脳。
その話の後に、新に電話する千早、それを見てる太一。太一のそれは恋だけど、千早のそれは恋なのか?なんなのか?ちょっと甘酸っぱい青春の1ページ的な描写がこの作品の良いアクセントになってる。
第八首みかさのやまに いでしつきかも
全国大会が始まる。優勝する為にブロック戦には参加せず他校の偵察を行う机くん。
1回戦の相手は全員が外国人の千葉情報国際高校。
なれない相手に翻弄する瑞沢高校かるた部だったが、千早の掛け声から調子を取り戻し勝利する。
そんな中、新とクイーンが近江神宮にやってきた。
感想:
優勝するためにブロック戦には出場せずに他校の偵察に回る机くん。見違えるほどかっこいい。千早の「優勝!」という夢を叶えるべく、仲間を信じ最善の策を打つ姿に感動する。
逢坂恵夢が芋可愛いね。炭酸で単三かよ「何か充電するの?」って凄い天然だ。しかも毒舌。うん、いいキャラしてるな。
対戦相手が外人で泣いてる千早。「かるたが世界遊戯にー!」って千早の泣きポイントわからん。真っ直ぐでブレないかるたバカ。
純粋にかるたを楽しんでる相手選手いいよな。青春物って感じが凄くする。
第九首わたのはら
千早たちを応援するため近江神宮にやってきた新はクイーンと再会。
「団体戦はかるたが好きじゃない人がやるもの」という考えに同意しきれない新。
そんな時、福井代表の旧友に頼まれ、替え玉として団体戦に出る新。
手を抜いて戦う新だったが、団体戦の楽しさを再認識し本気を出してしまい替え玉がばれてしまう。
感想:
千早たちのお話はちょっとお休みで、新のお話し回。
クイーンと会った新「誰?」って(笑)。「激太りしたり激やせしたり何やってるんや」って新も天然だよね。落ち込むクイーンもちょっと可笑しい。
クイーンの相変わらずの言い回し、京女こえー。京女のいけず、怖えー。
団体戦に興味のないクイーンの言葉、運営委員の強さを追求するなら個人戦という言葉、そして小学生の時のチーム「ちはやふる」の回想。新の心の葛藤、心境の変化がよくわかる演出だった。
第十首むらさめの
新が替え玉の罰として個人戦に出場できなくなった事を聞いたクイーンは、新と共に個人戦出場を嘆願する。
瑞沢高校2回戦の相手は、秀才揃いでクイズ選手権優勝メンバーの山口美丘高校。
記憶力をフルに使った独特の戦法に翻弄される千早だが、肉まん君、奏ちゃん、太一は個人の特徴を生かし善戦、千早も冷静さを取り戻し試合に勝利する。
感想:
「子供にあれを目指しなさいと言えない変人名人」とか周防名人の評価が酷い。
相手の顧問の言葉を聞き「コテンパンにしてやりなさい、特に綾瀬さん!」と闘志を燃やす原田先生。初期の頃の先生と大違いで、先生も熱い。
劣勢だった千早が大きく息を吐き立ち上がってからの瑞沢高校のターン。BGMも相まって鳥肌ものの凄くかっこいいシーンだ。そして、GOだって言ってからの千早の猛攻。痺れる。
第十一首さしもしらじな もゆるおもひを
決勝トーナメント1回戦。出場メンバーでもめる瑞沢高校。
データ取りで試合よりも疲れていると考えた千早はメンバーから机くんを外し、机くんのデータから1回戦を勝利する。
一方、反省文を書くことで個人戦参加が可能になった新。
準決勝、瑞沢高校は西の女王逢坂恵夢に千早をぶつけるオーダーとする。
感想:
机くんに選手としていて欲しい肉まん君。葛藤の中で机くんのデータに助けられ勝利し、机くんに駆け寄る2年生たち。泣けるー!。感動の展開。
西の女王逢坂恵夢と当りたいが、チームで勝つ為にぐっとこらえる千早。いやいや、まったくこらえられてない。相変わらずの真っ直ぐな子供だ。
北央あるとこ何処にでも現れる須藤さん(笑)。
第十二首みそぎぞなつの しるしなりける
準決勝が始まる。以前よりもスピードを付けた恵夢のかるたに圧倒される千早。
思うように札が取れず闘志をむき出しにする千早に、「風そよぐですね、千早ちゃん」と声をかける奏。
千早は研ぎ澄ました「感じ」で恵夢から札を取る。
感想:
隣の試合の席に座ってしまう天然の恵夢。からの「もう決勝でもええのになぁ」と毒舌。地味×天然×毒舌のコンボが強い。
明石第一女子の団結までの物語いいね。こういう敵に物語があるスポーツ物は最高だ。
奏ちゃんの「風そよぐですね、千早ちゃん」。この子は天使かよ。
奏の声掛けから覚醒した千早の「恵夢ちゃん、いざ尋常に勝負」で最高に盛り上がる。熱血スポ根物のツボを押さえた演出、最高だ。
第十三首ゆめのかよひぢ ひとめよくらむ
ペースを掴んだかに思われた千早だったが冷静な恵夢に苦戦する。
互いに一歩も譲らず白熱した試合が繰り広げられる。
恵夢しか声を出さなかった明石第一女子も声を出しチームとしてまとまっていく。
負けじと声を出していく瑞沢高校。恵夢と千早の試合を中心に両校の戦いは続く。
感想:
熱い、熱すぎる恵夢と千早の対決。そして明石第一女子と瑞沢高校の対決。目が離せない凄い展開だ。
千早もめるの下手すぎ(笑)。まあ、千早の性格からしたら分かってたけど。
恵夢の「独りでハチマキとか寒すぎる、みんなを巻き込めてよかった」って、この子中身面白すぎる。そして、「クイーンはどうでもいいけど、この子はここで叩く」。こえー、恵夢ちゃん怖えー。
第十四首ものやおもふと ひとのとふまで
肉まん君が敗退し、先に1勝の勝ち名乗りを上げたのは明石第一女子。
しかし、すかさず奏ちゃんが1勝。
太一も勝利するが、ちはや札を取られた千早は善戦するも敗北する。
残った机くんは運命戦を制し瑞沢高校が勝利。
試合後、決勝戦に向け限界を迎えた奏は筑波に「勝ってきて」とお願いする。
感想:
今回も準決勝の熱い戦いが繰り広げられる。この準決勝めちゃくちゃ面白い。
奏ちゃんの「瑞沢一勝!」。見ているこっちもすげー嬉しくなる。
千早の声が聞こえるクイーン。おいおいニュータイプかよ!確かにかるたの札取る瞬間、頭に稲妻のエフェクトあっても違和感ないような試合ばっかりだけど。
敗北した明石第一女子。相手の敗北なのに泣ける。SDカードじゃなくて電池パックを持っていく恵夢、天然炸裂。
自らの敗北を悔やむ千早の手をそっとひらく太一。かっこいいよね。このかっこよさが千早には届かなさそうでちょっとかわいそうだけど。
第十五首たごのうらに
決勝戦の対戦相手は勝ちに拘る顧問桜沢率いる昨年団体優勝の富士崎高校。
桜沢は決勝に下級生の山城理音を入れオーダーを変えてきた。
一方、瑞沢は怪我をした奏ちゃんの代わりに筑波が出場する事に。
新に促され試合を見学に来たクイーンが見守る中、全国大会決勝が始まる。
感想:
負けた北央のメンバーに「決勝まで行くと思って今の試合見てなかった」という須藤。相変わらずのドSっぷり。
決勝戦の読手は専任読手の山城今日子であると知り、試合に出たかったと涙する奏ちゃん。奏ちゃんの萌えポイントがマニアックすぎてわからん。
富士崎高校の面々、個性ありすぎ。奏ちゃんの胸が目の前で揺れるのが見たかったとか、そりゃ見たいけどさ。
第十六首みゆきまたなむ
総集編
第十七首ふくからに
決勝戦が始まるが、強豪富士崎高校に対し波に乗れない瑞沢高校。
千早の対戦相手は山城専任読手の孫であり、聞きなれた声を武器に札を取っていく。
千早は音と色を繋げて札を取り、反撃に転じようとするが指を怪我してしまう。
それでも戦う千早の姿に他の4人のメンバーは気合を入れ直すのだった。
感想:
「怪我はさせた方が動揺する」って原田先生悪魔。
千早の感じのいい札取りはいつ見ても気持ちいい。
千早の頑張りを見て、4人同時に立ち上がる瑞沢高校メンバー。いいね、熱い展開。
第十八首わすれじの
各々諦めない思いで試合を続ける瑞沢高校だったが、敗れてしまう机くん。
千早は怪我の痛みに耐えながら試合を続ける。
白熱した試合を見るクイーンの中には新たな闘志が生まれていた。
そして筑波が負け瑞沢高校は後が無くなるも、太一は声をかけ気合を入れ直す。
感想:
なかなかに白熱した決勝戦。
瑞沢高校のいい流れに爪を噛むクイーンと鬼の顔した桜沢先生(笑)。
奏ちゃん、菫、原田先生に「ここにきてやっぱり無い、運が」って言われる太一。ほんと毎回運ないよね。まさか太一がこんなに運が無いキャラになるとわ。
太一の「出てこなくていいです原田先生」、酷い。太一の真面目な語りにこういうの入れてくるのが「ちはやふる」の魅力よね。
第十九首ゆくへもしらぬこひのみちかな
太一は諦めずに相手に喰らい付き、相手との差を縮めていく。
音と反応の勝負に勝ち相手に勝利する千早。
太一と肉まん君の試合は二組同時の運命戦になるも札合わせを行っていた二人。
最後は自陣の札が読まれ瑞沢高校は優勝する。
そして、優勝した千早たちの前に新が立っていた。
感想:
運命の決勝戦決着。千早、太一、肉まん君の熱い熱い戦い。泣けるなー。スポ根物はこれが良いんだよね。スポ根物万歳!
北央との運命戦札合わせがここで伏線となる展開、うまい。
「運命戦で太一の札が読まれたことない」ってかるた部メンバー全員から言われる太一。本当に運ないのね。
負けた富士崎高校桜沢先生の生徒たちへの言葉が素晴らしい。冷たいようでとても生徒の事を考えてるいい先生なんだなぁ。
新に「チームに興味ないなんて言わないで」という千早。うわー泣ける。もう後半ずっと感動しっぱなしです。
第二十首あきのたの
大会終了後、千早は病院へ行き激しいかるたは無理と診断される。
一方、新は太一に個人戦優勝して東京の大学に行くと告げる。
大会2日目、かるた部メンバーから個人戦出場をとめられる千早だったが、目標は各階級優勝といい、左手でかるたをする事に。
感想:
新と太一と千早が幼馴染と知り、三角関係の香りに興味津々な菫。流石恋愛脳、そういう所の勘は鋭い。
クイーンのファッションセンスやっぱりちょっとおかしい。
第二十一首なこそながれてなほきこえけれ
A級個人戦1回戦。千早は左手で出場するも、思うように札が取れない。
しかし、札を全て鏡対称に置く奇策で1回戦を突破。
2回戦で肉まん君は新と当る。
新に喰らい付いていく肉まん君だが、新の次元の違う強さに敗北する。
3回戦に進んだ千早はクイーンと当る。
感想:
札を鏡対称に置く千早。まさに考えるな感じろ!を実践する。そんなすぐ対象の動きなんてできるものなの?
新に東京の大学行かれると金がかかるので負けて欲しい両親。相手を応援する姿が笑える。
新に負けた肉まん君「だから嫌なんだ強い奴。勝ちたくなるから。頑張らないといけなくなるから」。内から出てくる闘志、地味にかっこいいんだよなー肉まん君。
対戦表で次がクイーンとわかった途端に、右手の包帯を解く千早。やだ、かっこいい。行動が男前すぎる。
第二十二首めぐりあひて
A級準々決勝。クイーンと対戦する千早は全力を出す為に、怪我をした右手でかるたを取る。
しかし、圧倒的な強さのクイーンに23枚差で敗れる。
試合後、手加減しなかったクイーンにお礼と「またかるたしようね」と言う千早。
一方、太一はB級で勝ち進んでいた。
感想:
クイーンの「つまらんTシャツ」の言葉に中に着ている変なTシャツを見せる千早。うーん、二人にしかわからんセンスだ。
やっぱりクイーン強いな。全くもって異次元の強さ。相変わらず連邦の白い奴。あの強さに喰らい付いていく千早も凄いわ。
クイーンの幼少の記憶と、千早の「またかるたしようね」が重なって、クイーンが友達の名前を思い出すのが凄くいいシーンで、ちょっと泣ける。
第二十三首をのへのさくらさきにけり
個人戦A級は新とクイーン、B級は太一と理音の決勝となった。
太一の試合を観戦する千早。
早く試合を終わらせて新の試合を千早に見せてあげたいと思う太一はペースを崩す。
感じのいい理音相手に、千早との対戦を思い出し、地味でも1枚差でもいいから勝ちに拘った太一は見事に勝利し、A級昇格となる。
感想:
新とクイーンの試合。異次元同士のぶつかり合いだ。クイーン相手に笑ってる新がかっこよく見えてしょうがない。
読手の昇給試験もやってるのかよ。そりゃ緊張するよね。奏ちゃん、絶対落ちるとか言っちゃ駄目。
理音は大会通してなんか不幸な感じだった。かるた部でも浮いてるみたいだし、団体で負け、個人でも負け。ちょっとかわいそうな感じよね。
太一の勝利に号泣する千早。やばい、もらい泣きしてしまった。太一がやっとA級に上がれる。
第二十四首かくとだに
千早と太一がA級決勝の会場に着いたとき、新対クイーン戦は新有利で進んでいた。
一進一退の攻防が続き、試合に引き込まれる千早。
二人の戦いは2枚差で新が勝利する。
試合後、クイーンに熱がある事を見抜いていた新はクイーンに声をかける。
感想:
千早さん、太一のA級昇格に喜んで号泣してたのに、「A級になったと言う事はライバル」って突然闘志燃やして睨むのやめて下さい。
新の速い取りに驚くクイーンの顔、そして千早に向かっていく札と、驚く千早の顔。新の強さが象徴される素晴らしい1シーンで、とてもかっこいい。
試合中、クイーンだけが頼りだったのにと頭を抱える新両親(笑)
二人の戦いが凄すぎて、熱くなると言うよりも息をのんで見る試合。素晴らしい。
熱があるクイーンに「よくやりきった」と言う新。最初から最後までかっこいいな、新。物凄いイケメンに見える。
第二十五首ふじのたかねに ゆきはふりつつ(最終話)
個人戦はD級筑波、C級机くん、B級太一の優勝で終わった。
千早の怪我は内軟骨腫で入院し手術をすることに。
お見舞いに行く中で奏は千早の新に対する気持ちに気付き、太一に檄を飛ばす。
退院後富士崎高校の合宿に誘われた千早は、太一と二人で合宿に参加する。
感想:
結局、金の問題じゃなくて夫と二人になるのが嫌って言うだけの新両親の会話が酷い。
D級、C級、B級を瑞沢かるた部員が優勝。本当はA級も自分が優勝するはずだったのにと泣く千早。相変わらずの強欲。
富士崎高校桜沢先生が去っていく千早に「気付いてる?一度も負けなかったのは新と太一の二人だけ」というシーン。あーそうなのか!確かにそうだなと納得。
急速に新への気持ちが強くなる千早。太一に檄を飛ばす奏ちゃんがかわいい。さらに合宿には二人で行くように裏で工作する奏ちゃん。結構策士だったのね。最後は結構恋愛要素てんこ盛りで面白かった。
最後に
熱くて熱くて素晴らしいスポ根アニメの続編「ちはやふる2」。
1期に劣らず面白すぎる25話でした。
やはり、競技かるたを通して、青春がギュッと詰まった最高の作品だと思います。