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謎の多い世界観に引き込まれるアニメ「宝石の国」全話ストーリー紹介&感想

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© 2017 市川春子・講談社/「宝石の国」製作委員会

宝石の国は、2017年秋(10-12月)に放送された漫画原作のアニメ、全12話。

既に人間が存在しない遠い遠い未来のお話。宝石の体を持つ生命体と、月から来襲し宝石をさらっていく月人との戦いを描いた作品。3DCGで制作されているSFファンタジー。

 

ジャンル&キーワード

SF、ファンタジー、アクション、バトル、宝石、3DCG

 

おすすめ度

★★★★☆(星4)

 

こんな人にお勧め

  • SF好きな人
  • 謎の多いストーリーが好きな人

 

イントロダクション:

これは、成長の物語 宝石たちの中で最年少のフォスフォフィライトは、硬度三半とひときわ脆く、靭性も弱くて戦闘に向かない。また、他の仕事の適性もない。そのくせ口だけは一丁前という、まさに正真正銘の落ちこぼれだった。そんなフォスに、三百歳を目前にしてやっと初めての仕事が与えられる。それは、博物誌編纂という仕事。地味な仕事に不満なフォスだったが、彼はその目で世界を見、様々なことを経験する中で、しだいに大きなうねりに飲み込まれてゆく。そしてついに、彼は望まぬかたちで、欲しかった“強さ”を手にするのだが──。

宝石の国公式サイトより引用

land-of-the-lustrous.com

 

目次:

 

 

 

総評

まったく予備知識無く1話を見たら引き込まれた。単なる宝石の擬人化ではない、SF的設定が結構面白く謎が多いストーリーも見ていて引き込まれる。そして、所々に入るギャグがとてもうまく、シリアスとギャグの混ざり具合がテンポよく心地いい。本当に良い作品だ。

宝石たちの髪のキラキラや、光の反射、戦闘シーンの迫力あるアングル等、3DCGならではの作品に仕上がっている。無機質な宝石の感じも3DCGが非常にマッチしていて、3DCGが描く人間の違和感のようなものは気にならない。

なんといってもフォスのキャラが面白い。何もできないのに口だけ達者でいい加減でぼそっと毒を吐く。でも、みんなから愛されている。このキャラの感じ誰かに似てると思ったら、響けユーフォニアムの久美子だ。声優さん同じなのね、黒沢ともよさんはこういう役やらせると上手いと感じる。

民族音楽をアレンジしたっぽいBGMが素晴らしい。作品の雰囲気をより一層引き立てている。月人が出てくる時の不気味な感じとか、音楽が非常に盛り上げてくれる。

しかし、これは仕方ないが原作が未完なので、アニメも多くの謎を残し途中で終わってしまっている点が残念。まあ、変に改変して終わらせるよりは良かったと思う。原作が進んだら続編が製作されることを祈ります。

 

注意:ここからは、ネタバレありです。

 

各話ストーリー&感想(ネタバレあり)

第1話:フォスフォフィライト

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© 2017 市川春子・講談社/「宝石の国」製作委員会

宝石たちの中で最年少のフォスフォフィライトは、口だけは達者だが、硬度三半とひときわ脆く、靭性も弱くて戦闘に向かないが月人好みのハッカ色。そんな落ちこぼれのフォスに金剛先生は博物誌作成の仕事を与える。

博物誌の仕事は自然の全てを分類することと聞いたフォスだが、皆に聞いても博物誌の役に立つ情報は得られず、夜の見周りをするシンシャが詳しいとアドバイスを貰う。シンシャは周囲に害を与える銀色の毒液を分泌する為、他の宝石と距離をおいて生活していた。

シンシャを探すフォスは北の岬で月人に襲われ、現れたシンシャに助けられる。毒液のせいで高い戦闘力を持ちながらも月人の現れない夜に閉じ込められ、月人にさらわれることすら望む孤独なシンシャに、フォスは「君にしかできない仕事を見つけてみせる」と約束する。

  

感想:

フォスが博物誌作成の仕事をもらい活動する中で、 シンシャに夜のパトロール以外の仕事を見つけてあげると約束する第1話。世界観や、宝石たちの生態説明が1話の中で上手くまとめられている。

  • 空に黒点が現れると月人が現れる
  • 月人は宝石目当てに襲ってくる
  • 月人たちへの対応として二人一組でパトロールが行われている
  • 宝石たちは硬度が低いと壊れやすい
  • 宝石たちの体は微小生物がインクルージョンとして閉じ込められているので破片を繋ぎ合わせれば元に戻る
  • 宝石たちは体を欠損すると記憶も欠損する
  • 宝石たちのエネルギー源は日光であり夜は活動が鈍る
  • 宝石たちよりも金剛先生の方が強い

これらの内容を話の中で自然と織り込んでいる構成が素晴らしい。とても不思議な世界だがすんなりと話しの中に入っていける。

何もできないのに口だけは達者なフォスが見ていて楽しい。医者代わりのルチルに「ヤブ」って毎回ぼそっと言うのが笑える。

シンシャの戦闘シーンが3DCGならではの映像美で、水銀の表現が素晴らしい。

辰砂(しんしゃ、cinnabar)は硫化水銀(II)(HgS)からなる鉱物である。別名に賢者の石、赤色硫化水銀、丹砂、朱砂などがある。日本では古来「丹(に)」と呼ばれた。水銀の重要な鉱石鉱物。

Wikipediaより引用

 

 

 

第2話:ダイヤモンド

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© 2017 市川春子・講談社/「宝石の国」製作委員会

「この星には6度流星が訪れ、6度欠け、6個の月を生み、全ての生物は海へ逃げ、貧しい浜辺には不毛な環境に適した生物が現れた。繁栄した生物のうち、逃げ遅れ海に沈んだ者が海底に住まう微小な生物に食われ、無機物に生まれ変わり、長い時をかけ規則的に配列し結晶となり再び浜辺に打ち上げられた。それがー」

アイデアが全く浮かばずに悩みシンシャとの約束を後悔するフォス。ジェードからダイヤモンドが新しい戦い方を研究中と聞いたフォスは、ダイヤにアイデアの出し方を相談しに行く。

月人が現れ新しい戦いを試すダイヤだったが、ボルツが駆けつけ月人を一掃する。硬度は高いがへき開があり割れやすいダイヤは真に強いボルツへの愛情と嫉妬心をフォスに語り、ボルツはダイヤの身を削る戦い方を否定する。

再び現れダイヤとフォスを無視して学校を目指す月人は、巨大なカタツムリを学校に落とす。ボルツが月人を倒すが霧散しない巨大カタツムリにフォスが呑み込まれ溶けてしまう。

 

感想:

ダイヤが新しい戦いをしてると言う事で、話を聞きに行くフォス。月人が現れカタツムリのようなものを落とし、フォスが呑み込まれ溶けていく第2話。ダイヤがかわいく、ボルツが強く、口だけ達者なフォスは溶けて消滅する。主人公が2話にして消滅とは展開が予想の斜め上すぎる。

アバンで語られるこの星の過去。なるほど、遠い遠い未来のお話しであり、宝石たちは長い年月をかけて出来上がったと。まあ、今地球上にある鉱物も長い年月をかけて出来上がってるから同じよね。

「先日の件ですがどうか白紙に戻していただけないでしょうか?」適当に口走った事を早速後悔するフォス。この性格どうしようもない(笑)。

瞑想という名の昼寝をする先生。「瞑想と言いなさい」って言ってるけど、昼寝だよね?あれ。起そうとして殴るジェードの腕が割れるのが笑える。硬度7のジェードが割れるって事は先生はそれ以上って事だな。

ダイヤにアイデアの出し方を相談するフォス。「いつもやらない事をしてみるといいんじゃない?」というダイヤに「変わりたいとは常々思っております。そうそう無理だからお手軽な方法を聞いてんじゃんかよ!硬度10はやっぱ上から上からだわ」と毒を吐くフォス。ひでぇ。そんなフォスをしっかりあやすダイヤが大人だ。

新しい戦いを試すダイヤ。ダイヤが敵の攻撃を打ち返すときの効果音が凄い。甲高くて硬い物質に物が当たったという感じが凄く出ている。

 

 

  

第3話:メタモルフォス

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© 2017 市川春子・講談社/「宝石の国」製作委員会

巨大ナメクジと戦うダイヤとボルツ。貝殻の一部にフォスのハッカ色を発見したダイヤはそこを突き、巨大ナメクジを学校の池に落とす。塩水で小さくなったナメクジを回収、フォスを探すがフォスはいない。

ナメクジをフォスだと感じたダイヤはルチルの元に連れて行くが、ルチルの解剖意欲を察知しその場を離れる。ダイヤはナメクジと共に皆に話を聞くがロクな答えがなく、途方に暮れたまま夜シンシャと出会う。

同い年生まれの好としてシンシャからアドバイスを貰うダイヤ。フォスへ複雑な思いがあるシンシャだったが、殻持ちの習性を理解しておりフォスは殻の中にいると言う。ダイヤたちは殻からフォスの欠片を全て取り出しフォスの再生に成功。再生したフォスはナメクジの言葉が理解できるようになっていた。

 

感想:

巨大カタツムリを倒すがフォスの姿がない。フォスを救い出す方法を探して、ダイヤがナメクジと共に活動する第3話。フォスを救おうとナメクジと戦うシーンがかっこいいのと、ダイヤが夜走ってるシーンが凄く美しい。さすが3DCG、アングルが凄いしグルグル動き目が離せない。そしてダイヤかわいい。もうダイヤ主人公にして、フォス要らないんじゃないかな?

急患と言いナメクジをフォスだと言ってルチルの元に持ってくるダイヤ「流石ダイヤ族。冗談も尖っていますね」と冷静にいうルチル。まあ、そうなるわな。目をそらすボルツが何とも言えない。

ジェードが状況をルチルに教える「殻は空だった」「カラだけに?あなたの冗談は心底つまら・・」「状況説明!」ってすかさず返すジェード。漫才か?!面白すぎる。

腕を取り付けてグーパーグーパーするダイヤがかわいい。

ナメクジを連れて皆に話を聞きに行くダイヤ。話しそっちのけでリボンを貰い、「その前に机直しちゃわないと」と言われ、「このままでもいいんじゃね?キモいけどおとなしいし」「フォス何もできなくなっちゃったね、元々何もしてないけど」「存在感としては大して変わらない」「むしろこれなら月人にさらわれない」等々散々な話を聞く。「はぁ、フォスって人気無いのね」って言うダイヤ。ほんと酷い意見しかないが、同意できてしまうのが恐い所だ。

フォスへの複雑な思いをダイヤに語るシンシャ。「シンシャ、フォスに告白でもされたの?」「なんでそうなる!お前のそういう恋愛偏重主義昔から大嫌いなんだ」。ダイヤは結構乙女なのね。中性的な印象の多い宝石たちの中でダイヤは女性っぽいからなんか納得。

 

 

 

第4話:魂・肉・骨

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© 2017 市川春子・講談社/「宝石の国」製作委員会

自分の事をアドミラビリス族の王ウェントリコススだというナメクジ。一族は月人に連れ去られ、月の甘い水と砂で肥大化し飼われるうちに思考を奪われ、仲間は今も月で養殖されていると言う。そしてシンシャの助言で助かったと聞かされたフォスは、次は自分がシンシャを助けると意気込む。

先生から博物誌の一環としてナメクジと行動を共にするように言われるフォス。シンシャに他の仕事がないか先生に聞くが、夜の見周りはシンシャ自身が考えた事であり、他の解決方法も現時点ではないと言われる。落ち込むフォスに海に行こうと誘うナメクジ。

内緒で海に行こうとするフォスだったが、ルチル達に見つかり先生に止められる。死について語り故郷に帰りたいというナメクジの希望を聞くフォスはナメクジと共に海に入る。故郷が近づき人のような姿になったウェントリコススは一族に伝わる伝説を語る。

「かつて人間と言う動物がいた。この星が5度欠けた時まではしぶとく陸に生き残ったが、6度目にはついに海に入り魂と肉と骨この3つに分かれたと言う。その内の肉が我が祖先。骨は他の生物と契約し陸に戻った。魂は新天地を得て、肉と骨を取り戻すべく彷徨っている」

そして、ウェントリコススの故郷に辿り着いたフォスだったが、月人とウェントリコススの罠にはまり砕かられてしまう。

 

感想:

無事再生しナメクジの言葉がわかるようになったフォス。ナメクジの故郷である海へと向かうが、それが月人とナメクジの罠だった第4話。ナメクジとフォスの会話がひたすら面白いが、ラストが衝撃的で、また主人公が砕け散ってる。

先生「寝過ぎた」って瞑想じゃないじゃんか、やっぱり寝てるんじゃんか!思いっきり本当の事言っちゃてるし。

ダイヤを見たナメクジの「ヘイ!マイダイヤモンド!」で笑った。その後、ルチルに蹴られたナメクジが先生の頭の上に・・・反則だろ、これ。盛大に吹いたわ。「僕のせいになるな。ごめんシンシャ、終わった」とフォス。先生は寛大なので御咎めは無かったが、その後のナメクジの先生に対する求愛が酷い。ナメクジ「付き合って下さい」、フォス「下僕になりたいだそうです」。フォスその通訳はどうなのよ?

落ち込むフォスに「海、行こうぜ!」っていうナメクジ。なんだか親指立ててるのが目に浮かぶような言い方だ。

この丘の物は栄養が無いといい弱っていくナメクジ・・・「おっと寝落ちた」って紛らわしい(笑)。宝石たちは死なないので死の概念がわからないフォス。「死は何もかも台無しにする代わりに、生を価値あるものにする。そう悪いものでもない」ナメクジちょっといいこと言うじゃねーか。

なんで宝石とウェントリコススが似てるのか考えるフォス。クラゲが宝石になりたいと願ったとか、宝石の可愛さに嫉妬したナメクジがとか、「さてはお前のびのび育ったな?」とウェントリコススの容赦ないツッコミ。

人間がどうなったのかを語るウェントリコスス。肉がアドミラビリス族、骨が宝石たち、魂が月人になったと言う事か・・・。「3つに割れたのに生きてんの?人間、動物のくせにやるな」とフォス、「あー違う違うかっこいい言い方をしただけだ」とウェントリコスス。結構大事な話してるのに、フォスとの会話は若干漫才風なのが笑える。

「月人は天敵がいる訳でもないのに争いを好み、決して満足する事がない。あの理由なき焦り様は、人間がそういう生き物だったのかもしれん」と言うウェントリコスス。なんか深い。 

 

 

 

第5話:帰還

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© 2017 市川春子・講談社/「宝石の国」製作委員会

フォスを捜索する宝石たち。ダイヤはシンシャにフォスが居なくなったことを知らせる。フォスは足を砕かれ月人に回収される。ウェントリコススに次を連れてこいと言う月人だが、ウェントリコススは無理だと答え月人から攻撃を受ける。月人に囚われていたウェントリコススの弟アクレアツスが暴れだし海に落下、ヒト型となり正気を取り戻し月人を壊滅させる。

月に残っている父母と仲間を助ける交渉材料にフォスを使おうと言うアクレアツス。アドミラビリス族の状況を知ったフォスは、騙したウェントリコススを許し人質になっても構わないと言うが、ウェントリコススは自分たちも変わらなければ月人と同じだと言い海に帰る。

宝石たちはフォス探索のため海に入る。それを岩陰から覗くシンシャの足元にフォスとアクレアツスの貝の残骸が打ち上げられる。シンシャはフォスを学校まで運び、樹脂を取りに来たルチルに発見される。先生はフォスを怒鳴りつけ博物誌制作の中止を言い渡す。

足を失った事で記憶の1/3が無くなったフォス。足が無いフォスにルチルはアゲートでできたアクレアツスの貝の残骸を取り付ける。そして動けるようになったフォスはもの凄く俊足となっていた。

 

感想:

ウェントリコススと月人に囚われていた弟アクレアツスによって、月人から逃れ足を失い帰還したフォスに新しい足が取り付く第5話。巨大なアクレアツスがかわいい。

月人は喋らないけどウェントリコススと意思疎通をしていたと言う事は、なにかしらコミュニケーション手段があるって事よね?そして、人質を取ってウェントリコススを火で攻撃するとか、月人の非道さが際立つ。前回の「人間がそういう生き物だったのかもしれん」と言う言葉がさらに重くなる、そんな行動だ。

フォスが発見され、めちゃくちゃ怒ってる先生。歩くだけで学校にヒビが入ってる。そして「この大馬鹿者ぉぉぉぉ!」という言葉と共に砕け散り吹っ飛ぶフォスをそっと抱きかかえて受け止める先生がカッコいい。

ルチルがアゲートを足の代わりにする説明をフォスにするも「聞いてるけど、ちょっと職を失ったショックで聞こえなかったわー」と棒読み。相変わらずフォスは酷い。

元の足が無くなった事により、記憶の1/3を失ったフォス。名前を忘れられ落ち込むジェードが、かわいそうなんだが笑える。

役立たずのフォスは新しいパーツを手に入れて成長していくのね。なるほど。

 

 

 

第6話:初陣

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© 2017 市川春子・講談社/「宝石の国」製作委員会

ルチルと話をするイエローダイヤモンドは今年で3597歳になり、何で戦っているのかも思い出せないと言う。フォスが居なくなっている事に気付いたルチルは、イエローに探索を依頼。イエローは足が速くなり制御できないフォスを発見し学校に連れ戻す。

先生に事情を報告し、脚力を生かし戦いたいと申し出るフォス。向いてないのに何故戦いに拘るのか問う先生に、「先生が大好きだから守りたいんです」と答えるフォス。その言葉にイエローとルチルも納得、先生はアメシストの見回りを補佐する仕事を言い渡す。

先生に海の報告をするフォス。記憶が無いフォスは「にんげん・・が・・・」と言い、先生は動揺する。

双晶アメシストと見回りに出るフォスは緊張しっぱなしで1日が終わる。3日目、フォスたちの前に月人が現れ、アメシストがやられ砕け散るも動けないフォス。駆けつけたボルツと先生が月人を殲滅。フォスはボルツに怒鳴られる。

  

感想:

足が速くったフォスがアメシストと見周りの仕事に就くも月人との初陣に何もできない第6話。色々大雑把な感じのイエロー姉さんがカッコいい。

足が速くなりすぎて制御できないフォスを上手に捕まえるイエロー。しかし、その後フォスを岩の上に落とし割れてしまうフォス。顔にめっちゃヒビ入ってるフォス弱すぎ。

先生に戦いたい理由を問われ「先生が大好きだから助けたいんです」と言うフォス。それを聞いた先生の顔が、有り得ない位びっくりし過ぎてて面白い。

先生に海の報告をするが、記憶が無くなってるフォス。「にんげん・・・」とフォスが口にした時の先生の動揺が凄い。先生何者なんだ?なんか知ってるようだが?イエローもルチルも人間という単語を知らないようだったし、人間と言う単語を知ってるのは先生だけって事なんだろうけど・・・。謎があるストーリーの核心にちょっと触れた感じ。先生が月人を倒すときの「哀れな」って言うセリフも意味深だ。

アメシストに紹介される時のフォスの言動が面白い。「足が速くなったのは判ったけど、他は?」と聞くアメシスト、「据え置きとなっております」。フォスの言い方(笑)。二人で頭を何度もぶつけるアメシスト。フォスはイエローに「あの音ストレスです、職場変えてもらえませんか?」。いきなりの職場変更要請に笑った。

見回り初日クタクタになって帰ってくるフォス。ルチルに調子はどうかと聞かれ「過度の緊張による精神疲弊で長期休養が必要」「はい、健康ですね」「ヤブ」。フォスの口の悪さは天下一品だ。

 

 

 

 

第7話:冬眠

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© 2017 市川春子・講談社/「宝石の国」製作委員会

月人との戦闘で何もできなかったフォスは落ち込む。冬になり光が少なく活動が鈍る宝石たちは冬眠に入るが、怒られなかったのが悔しくて眠れないフォスは、冬のみ結晶化するアンタークチサイトと共に冬の仕事をする事に。

流氷がこすれる時の音が皆の睡眠を妨げるので流氷を砕くと言い、難なく仕事をするアンタークチサイト。上手くできずに早速弱音を吐くフォス。雪かきや寝相の悪い宝石たちの面倒等日常業務を教わりながら冬を過ごす。

ある日流氷の声を聞くフォス。先生から流氷は見る者の不安を反射して増幅させる性質を持つので心穏やかにとアドバイスを貰う。アンタークチサイトはフォスについて予想よりついてきているが、脚力ほどの腕力があれば・・・と先生に話す。

変わらないと勇気がないとどうにかなる、このまま春になったらシンシャが・・・と、またしても流氷の声を聞くフォス。動揺したフォスは足を滑らせ海に落ち両腕を失ってしまう。

 

感想:

宝石たちが冬眠に入るが、眠くないフォスはアンタークチサイトと共に冬の仕事をこなす事に。そして流氷の声を聞いたフォスが、動揺し海に落ちて腕を失ってしまう第7話。ほんと毎回フォス割れてるな。

アンタークチサイトは常温で液体、低音で固体化する鉱物なので、冬はアンタークチサイトが宝石化し冬の番をする。

南極石(なんきょくせき、Antarcticite、アンタークチサイト)とは、ハロゲン化鉱物の1種である。室温環境下で融解することを特徴とする鉱物の1つとして知られる。

Wikipediaより引用

アクロバティックに流氷を砕くアンタークチサイト。フォスにやってみろと言うが「できるか!」と返すフォス。あの割り方は無理だろ。そして、「低硬度から勇気を取ったら何もない」「出来ることしかできないよ」「出来ることしかやらないからだ」「出来ることなら精一杯やるよ」「出来ることしかできないままだな」というアンタークチサイトとフォスの会話。うぅ胸が痛い。

雪かきをしてフォスを巻き込み割ってしまうアンタークチサイト。「先輩まじ単独行動しかできないんですね」「悪かったと言ってるだろうが、嫌味を言うな」。相変わらずのフォスの口。

寝相が悪く冬眠室で歩いているボルツに布をかけると寝る。フォス「なんで?」、アンタークチサイト「知らん」。先生が眠くて壁にめり込む時も布をかける、「なんで?」「なんとなく」ってちょっとしたギャグが相変わらず面白い。

流氷の言葉が聴こえたフォスは先生に話し「流氷の言葉がわかるか」「おぼろげながら海の奴と話せる心当たりがあります」「私もだ」。フォスの言い回し好き。やっぱり記憶が無いからはっきりとは覚えていないんだな。先生の私もだって返し、先生もちょっとおかしい。

 

 

 

第8話:アンタークチサイト

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© 2017 市川春子・講談社/「宝石の国」製作委員会

アンタークチサイトは海に入りフォスの腕を探すも見つからない。先生に報告に行き、生まれた場所である緒の浜を探しなさいとアドバイスを貰うフォス。緒の浜に向かうアンタークチサイトとフォス。緒の浜には重すぎて使えない金と白金の合金しかなかったが、試しに装着したところフォスが合金に飲み込まれてしまう事態に。

緒の浜に月人が現れ戦闘に入るアンタークチサイト。先生も月人襲来に気付き緒の浜に向かおうとするが、月人の妨害に会い足止めを食らう。腕を取られ「先生を忘れたらどうするんだ」と激高するアンタークチサイトはボロボロになりながらも新型月人に勝利する。

フォスを合金の中から出そうとするアンタークチサイト。その時月人の強襲を受けフォスが声を上げないよう口に指を当てながら砕け散るアンタークチサイトは、先生が寂しくないように冬を頼むと言い残し月人に連れ去られる。

何とか腕に付けた合金を制御し月人を追うフォスだったが、攻撃は届かず遅れてきた先生に「アンタークは僕の身代わりになりました」と言い、先生は「あぁ、私のせいだ」と言葉を返す。

 

感想:

両腕を失ってしまったフォスは緒の浜で腕の代わりを探すことに。合金をはめて、腕から外れなくなった所で月人が襲来、アンタークチサイトが連れ去られてしまう第8話。「アンタークは僕の身代わりになりました」「あぁ、私のせいだ」からの特殊EDがとてもとても悲しい。

腕が無くなった報告を聞き「緒の浜で探しなさい」と言う先生に、「どこだっけ?」と返すフォス。ふざけ過ぎw。腕が無くなって、記憶も失われてるからしょうがないけど。

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© 2017 市川春子・講談社/「宝石の国」製作委員会

「どこだっけ?」と返すフォス。

月人に腕を取られ「先生を忘れたらどうするんだ」と激高するアンタークチサイト。先生のこと大好きっ子なんだよな。戦闘後も「新型を退けた先生も褒めて下さる。でも勝手に戦ったからお仕置きされてしまうかも。どうしよ♡」って、かわいい。先生LOVEな感じがひしひしと伝わってくる。それ故に最後の「先生が寂しくないように冬を頼む」と言う言葉が哀しい。

砕ける瞬間に「しー」ってするアンタークチサイトが男前でかっこよすぎる。

 

 

 

 

第9話:春

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© 2017 市川春子・講談社/「宝石の国」製作委員会

体の一部となった合金を使いこなし冷静に月人と戦うフォス。アンタークチサイトを失った悲しみから眠ることができないフォスは、先生の着物を直しながら夜を明かす。冬から春に変わるのをはじめてみるフォスは、生き物の変化のスピードと自分の変化を実感する。

冬眠から覚める宝石たち。ルチルからシンシャを起こしてきて欲しいと頼まれたフォスだがシンシャの記憶が無い。皆を集めアンタークチサイトの件を報告する先生。そこに変わり果てたフォスが現れ宝石たちは皆驚く。

フォスの新しい腕に興味津々の宝石たち。フォスは皆から追い掛け回され学校から逃げ出す。外でシンシャと会ったフォスは「君の仕事を見つける経過は順調だ」とその場を取り繕うもシンシャから「俺の知った事ではない」と言われてしまう。フォスは嘘だとばれてるが自分の事で精一杯でどうすることもできないと現状を嘆く。

寝なくなったフォスに付き合っていた先生が寝てしまったので、先生お昼寝シフトに切り替える宝石たち。フォスも巡回に参加、憧れた戦闘の仕事も危険な作業としか感じなくなったフォスの元に月人が現れる。フォスは月人が旧式でありアンタークチサイトが居ないことを確認し冷静に敵を倒す。

 

感想:

冬が終わり、他の宝石たちも冬眠から目覚め、すっかり戦闘にも慣れたフォスのお披露目的な第9話。フォス変わりすぎ。髪型も顔も違う。そして落ち着いていてちょっと暗い。だれだお前?って感じだったけど、みんなと絡んでる時はいつものフォスだった。前半の暗い雰囲気は何だったのかというような明るい後半パート。ギャップが凄かった。

月人を倒し先生に「今日の仕事がこれだけではアンタークに報告できません」と言い、仕事に向かうフォス。悲しい。あの明るかったフォスはどこに行ってしまったのか。

眠れないフォス。「先生の御着物直しますね」と言うフォスに、「えっ?」って真顔で答える先生。「これ一着しかないのだが」って本音出過ぎ。

フォスの体に興味津々な宝石たちが個性豊かでとても面白い。ビヨビヨしたいダイヤ、解剖したいルチル、武器を取り付け改造したいオブシディアン、採寸したいレッドベリル、合金の切り心地を試したいボルツ、延伸率を計算したいユークレース、新たな月人の型を聞きたいアレキサンドライト。

みんなから新しい体をいじられ、追い掛け回されて、助けを請うフォスに「大人気」と言う先生。違うそうじゃない(笑) 。先生の言動も毎回面白い。そして「フォスをいじくるのは順番だ。並びなさい」って酷い。

「強くなって満足か?」と聞くボルツ。「良い事がない」とフォスが答えると「だろうな」と返す。強いボルツも何か思う所があるのだろう。ちょっとした会話だったけど、ボルツの心の内が見えた気がする。

「あんなに憧れた戦闘の仕事も今はもう危険な作業」と言うフォス。強くなり変わったフォスならではの言葉。単なる作業に変わってしまった虚しさが垣間見れる。

 

 

 

第10話:しろ

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© 2017 市川春子・講談社/「宝石の国」製作委員会

夜、アレキサンドライトに月人の報告をするフォスは、 ジェードから明日の巡回も頼まれ、ルチルから回診され、ボルツからは自分と組めと言われる。フォスの戦いの欠点を言い当てるボルツにイラつくフォスだったが、ダイヤに話をしボルツと組むことにする。ショックを受けるも気丈に振舞うダイヤ。

翌朝、ボルツと共に見回りに出かけるフォス。フォスに的確な戦闘のアドバイスをするボルツ。礼を言うフォスにボルツはダイヤからは嫌がられた趣味だと答える。二人の元に見た事がない二重の黒点から6本足の巨大な獣型月人が現れる。戦闘に入るボルツとフォスだったが勝てる見込みがなく一時撤退。全員をその場で待機させ先生を起こしに行く作戦に出て校内に敵を誘導するが敵を見失ってしまう。

校内に残っていたダイヤは敵と遭遇し逃げ回る。一人で戦う決意をしたダイヤは敵に突進、手足を割りながらも敵を撃退する。駆けつけたボルツに「遠くにいるボルツは大事に見える」と言い「僕もだ」と答えるボルツ。そのボルツの前に2対に分離した敵が立塞がる。

 

感想:

ボルツとペアを組んで戦う事になったフォス。獣型月人が現れるも一時撤退。校内に侵入した月人と、校内に残っていたダイヤが戦い、ボルツとダイヤの熱い兄弟愛を感じる第10話。もの凄い戦闘に手に汗握り、3話に続いて可愛いダイヤが堪能できる。

出会った月人の詳細をアレキサンドライトに報告するフォス。「あんた性格まで変わったのね。前は1を100にする物言いしかできなかったじゃない」ってアレキさん、本当の事だけど言い方が酷い。

ボルツに組まないかと誘われ戦闘の欠点を言い当てられイラつくフォス。「なんだ?やるか前ほど恐くねぇぞ」と粋がるもボルツに睨まれ高速で後ずさりしながら「うっそー、時間下さい」。ちょっと性格変わってもフォスはフォスだな、安心した。

ボルツと組むことに悩むフォス。「問題はあいつが戦闘以外イカレてる事だ」。ボルツに対する酷い風評被害だ、当ってるんだろうけど。「ダイヤと話しつけるの僕だろ~。ダメ、無理、聞かなかったことにしよう」。やっぱりフォスだ。

フォスから話を聞きよろよろと倒れるダイヤがかわいい。そしてフォスが言うボルツの悪口に怒るダイヤがまたかわいい。やっぱりメインヒロインはダイヤだね。

新しい二重の黒点を見るフォス。緊迫した雰囲気の中、出てこれない月人に「もしかして、引っ掛かってる? 」。なんでここでギャグ入れてくるかな~、面白すぎる。そしてそこからの獣型月人とボルツの戦闘が凄すぎる。ちょっと何が起こってるのか分からないですって位に動くシーン。さすが3DCG。

校内でのダイヤと月人はアングルや演出、音楽がホラー映画を見ているかのようで、見ていてハラハラする。月人に見つかり「うそー」って走って逃げるダイヤがめちゃくちゃかわいい。そして最後の「兄さん!」ってボルツの言葉。ボルツとダイヤの絆がわかるいいシーンだった。 

 

 

 

 

第11話:秘密

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© 2017 市川春子・講談社/「宝石の国」製作委員会

獣型月人と戦うボルツ、フォス、アレキサンドライト。切る度に分裂する月人に苦戦するも、最後は子犬のようになって逃げていく。逃げ回る子犬型月人を手分けして捕まえる宝石たち。

子犬を一か所に集めると再び獣型月人に変化、暴れだすも先生が現れ「お手、お座り、伏せ」をする獣型月人。その月人を先生が「しろ」と呼ぶのを聞くフォスは、先生になぜ名前を知っているのか聞くも誤魔化されてしまう。

月人と先生の関係を疑うフォスはシンシャと会い皆勘付いているが先生を信じると決めていると聞かされる。先生と会い満足し消えていく「しろ」を見たフォスは、本当の事が知りたいと強く思い、月人に聞くしかないと考える。

ボルツの次に強くイエローの次に歳を取っているが今は動かなくなっているパパラチアの部品探しのため緒の浜に行くルチル。フォスは冬に見つけて埋めておいたルビーをルチルに渡し、ルチルがルビーをパパラチアに取り付けるとパパラチアは目を覚ます。

 

感想:

分裂を繰り返す獣型月人との戦闘が終わり、フォスが先生と月人の関係に疑問を抱く第11話。獣型月人をどうやって倒すのか、どんな戦闘になるのかと思いきや、予想の斜め上を行く超展開だった。フォスはより一層暗くなっていくけど、それとは反比例するようにお笑い満載な回。

月人を見て髪が赤に変わり戦闘狂になるアレキサンドライト。ボルツ「あー、赤い方のアレキか」、フォス「知ってた?」「月人を見るとああなる。相変わらずイカレてるな」「あんたが言うな」。会話のテンポとフォスのツッコミが面白い。

分裂して小さく子犬になった月人が、ボルツの胸に飛びかかりひっくり返る。なんだこれ?かわいい、かわいすぎるんですけど。そしてボルツとフォスに群がる絵がシュールなんですけど。逃げていく月人に「しまった、そういう作戦か!」っていうボルツ。この一連のシーンはずっと笑い続けるくらい面白い。

月人が再生し元の獣型になり気絶してるアレキに「はずれの方のアレキだ」と言うイエロー。こういう一言がほんと面白い。

月人が先生に飛びかかった後のシーンもお手とかお座りとかシュールで面白い。フォスに月人を知ってたのか問われるシーンで、「凄いんだこれ、ふっわふわで」とごまかす先生。先生の一言一言が面白い。これって、先生はこの月人の事知ってるよね?何者なんだ先生?

子犬の月人を見られなくて悔しがるダイヤ。そしてレッドベリルが子犬のレプリカ作って流行ってる。何やってるの君たち(笑)

 

 

 

第12話:新しい仕事

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© 2017 市川春子・講談社/「宝石の国」製作委員会

231年ぶりに起き上がるパパラチア。パパラチアと外に出るフォスは月人と話して本当の事を見極めたいと相談する。冷静に慎重にと言い眠りに付くパパラチア。

ボルツと組んだジルコンはボルツが一言も話してくれなかったと落ち込みフォスに相談する。フォスはボルツの性格を言いジルコンを励ます。次の日ボルツから弱点を言われるジルコン、自分をしっかりと見ているボルツにジルコンは打ち解けていく。

月人について勉強し直したいとアレキサンドライトに授業をお願いするフォス。月人と会話することが可能か聞くフォスに、接触時間が極端に短く言語が解明されていないと答えるアレキ。

月人と交戦するフォスは会話を試みる。月人に黒目が現れ声のような音を発するも、シンシャが助けに入り月人は全滅してしまう。フォスはシンシャに先生と月人の関係を暴くので傍で審判を聞かせて欲しいとお願いし、慎重で賢いシンシャが必要だと言う。楽しい仕事の楽しいが抜けてると言うシンシャだが、組むだけならいいとフォスの提案を受け入れる。

先生に呼ばれたフォスは、昔を思い出し「根拠なく明るい予感に甘えられてたのが不思議で、あの頃に自分が羨ましい」と感じながら先生と会う。

 

感想:

先生と月人の関係を暴く決心をしたフォス、月人と直接接触を試みるが失敗に終わる第12話。パパラチア姉さん(兄さんかな?)が男前でかっこいい。月人に黒目が出現、声のようなものを発する。うむ、謎が深まるばかりだ。俺たちの戦いはこれからだエンドなのは、非常に残念だが、1話冒頭のフォスとの対比とか、最終回としてうまくまとめてると思う。こう見るとフォスはもう別人だ。

ジルコンの悩みを聞くフォス。「・・・なので僕も腕か足を失くしてみようかなーと」「あら、この子ノイローゼだわ」。さらっと酷い事を言うフォス。フォス節は健在だ。

フォスと会い逃げるシンシャ。腕をロープのように振り追いかけるフォス。その表現は昭和か!昭和なのか?!

 

最後に

3DCGならではの宝石たちの美しい映像と、動き回る戦闘シーン。この作品は3DCGにして大正解だったと思います。

そして、謎が多いストーリーと卓越したギャグ。本当に面白い作品でした。さあこれからだって所で多くの謎を残し終わってしまうのが非常に残念です。

原作が進んだら、続編を制作して欲しい。