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「月刊少女野崎くん」各話ストーリー紹介&感想:少女漫画を題材にした青春ラブコメ

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(C)椿いづみ/スクウェアエニックス・「月刊少女野崎くん」製作委員会

 

「月刊少女野崎くん」は2014年7-9月放送の漫画原作の日常コメディ作品。全12話。

男子高校生で人気少女漫画家の野崎梅太郎と、野崎の事が大好きな女子高校生の佐倉千代を中心に、彼らとその周囲を描く作品。

 

◆ジャンル&キーワード

ギャグ、コメディ、ラブコメ、恋愛、日常

 

◆お勧め度

★★★★★(星5)

 

◆こんな人にお勧め

  • とにかく笑いたい人
  • ラブコメが好きな人

 

www.nozakikun.tv

 

 

目次 

 

 

 

総評

少女漫画を題材にしたドタバタコメディ。

キャラ良し、テンポ良し、笑いのセンス良しで、ゲラゲラ笑える作品

ラブコメ要素もあり、一方的に野崎LOVEな千代ちゃんの空回りする淡い恋模様にニヤニヤできる

 

1話のアバンを見ただけで既に面白く、この作品に引き込まれる。

見た瞬間に「あ、これ面白い奴だ」って感じ取れる作りなのが素晴らしい。

 

何と言っても千代ちゃんのキャラ設定が素晴らしい

とにかく他には目もくれず野崎くん一途。

好きなタイプを聞かれても事細かに野崎の特徴を述べるほど、野崎くんを中心に世界が回っている。

そして、表情豊かで動きもかわいく、キレのあるツッコミが随所で見られる。

この作品を見てると千代ちゃんが可愛くて可愛くてどうしようもなくなる。

千代ちゃんを見たいから「月刊少女野崎くん」を見てると言っても過言ではない。

 

さらに、野崎のキャラが少女漫画の恋愛設定には物凄く興味があるが、実際の恋愛には何の興味もない(と思われる)と言うある意味「仕事恋愛脳」な所が独特。

結局恋愛は漫画のネタとしか見ていないので、千代ちゃんの空回りを加速させ話を面白くしている。

 

コメディ作品に重要な脇を固めるキャラが多彩で、一癖も二癖もあるキャラ達が目白押し。

そのキャラ達が絶妙に絡みあい最高の笑いを提供してくれる。

そして、堀先輩×鹿島結月×若松といった恋愛とはちょっと違う方向に向かってそうなカップルからも目が離せない。

 

劇中での少女漫画の使い方が非常に上手く巧み。

少女漫画内のキャラ達に面白いやり取りをさせたり、野崎が見聞きしたものが少女漫画になる時の現実との違いが面白い。

野崎が少女漫画家であるという設定を最大限上手に笑いにつなげている。

 

千代ちゃんの事「パラス」って言ったの誰だ!

確かに似てるけど(笑)

 

 

注意:ここからは、ネタバレありです。 

 

 

 

各話ストーリー紹介&感想(ネタバレあり)

創刊号:その恋は、少女漫画化されてゆく。

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(C)椿いづみ/スクウェアエニックス・「月刊少女野崎くん」製作委員会

同級生の野崎に恋をした16歳の佐倉千代は、ある日の放課後勇気を振り絞って野崎に告白するも、なぜか野崎からサイン色紙を貰う。

さらに家に誘われた千代は、野崎の家で漫画原稿のベタ塗をすることに。

何と野崎は人気少女漫画家の「夢野咲子」だった。

 

それから野崎の家で漫画の原稿を手伝う千代。

野崎と千代は、自転車二人乗りで帰る話を考えるも、道路交通法違反だから作品にできないと悩む。

次の日二人乗り用自転車を持ってきた野崎は千代と乗って帰ってみる事に。

野崎はそこからヒントを得た漫画を描くが担当に却下される。

 

初恋もした事が無いと言う野崎。

千代の好きな人の話になり、野崎の特徴を言う千代だったが野崎には「そんな奴のどこが良いんだ?」と理解されなった。

 

登校途中、猫と戯れる野崎を見た千代はもう一度きちんと告白する事を決めるが、緊張から言い出せず「ファンです!」と言って新たなサイン色紙を貰う。

 

 

感想:

乙女な千代ちゃんの可愛さ、野崎の天然さ、そしてテンポのいいギャグが最高に面白い第1話。

漫画を使ってギャグをやるのも凄くうまい。

 

野崎に告白するもサインを書いた色紙を貰う千代。

もうね、初っ端から面白い。

一瞬???ってなって、いやいや、違うだろ。

「佐倉千代16歳、好きな人に告白したらサインを貰いました」(笑)。

こんな事ある?どんな青春だよ、それ。

千代ちゃんの可愛さ、野崎の天然さ、この作品のギャグの面白さ、全てが一瞬で分かる素晴らしいアバン。

 

学校では野崎が夢野先生と言う事を皆知らないと言う。

千代は自分が特別だと思い喜ぶが「言ってもみんな信じてくれなかったからな。そのうちしつこいって怒られた」

ですよねー。

しかも、美術部のはみ出しの少ないポスターを見て、千代に技術目当てで前から目を付けていた野崎。

そういえば色紙にも名乗ってないのに「佐倉さんへ」って書いてあったな。

全く恋心が無い野崎、千代ちゃんの恋は前途多難っぽいなー。

 

漫画でも法律違反は怒られるのか・・・世知辛い世の中だ。

そして自転車で来たから後ろに乗せてやると千代を誘う野崎。

千代ちゃんのテンション上がりっぷりが可愛い。

が、二人乗り自転車(笑)。

「どんな気分だ?」

「ちょっとしたレジャー気分です」

「恋とか生まれると思うか?」

「信頼感なら生まれそうです」

千代ちゃんテンションひっく。

それに目が死んでる。

これは恋生まれなさそう(笑)。

 

野崎が今日の経験を踏まえて描いてみたと言う二人乗り自転車の絵を見る千代「だせぇ」

言い方(笑)。

ヒーローにモテ要素が感じられないという千代、野崎はモテ要素として二人乗りを四人乗り変更する。

いやいや、そこじゃねぇ。

漫画のシーンほんと面白れぇ。

 

初恋もまだしてないのに恋愛少女漫画描いてる野崎。

何者だよ!恋愛経験ないとこでドヤるなよ。

千代の好きな人の話になり「最初は背の高さと男らしい性格にひかれて、告白したんだけど気付いて貰えなくて、でもそのおかげで話す回数は増えたんだけど便利屋くらいにしか思われてない・・・ような」と言う千代。

「そんな奴のどこがいいんだ?」

お前だよ!お ま え !。

大爆笑した。

 

もう一度告白しようとする千代。

入学式の回想がほんのちょっと流れるけど、入学式でなんかあったのかな?

それから野崎の事が好きなのか。

 

 

 

第二号:新(ニュー)ヒロインをよろしくね♪

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(C)椿いづみ/スクウェアエニックス・「月刊少女野崎くん」製作委員会

アシスタントの御子柴実琴を紹介される千代。

チャラチャラした風貌に、上からの怖い物言いをする御子柴。

しかし、御子柴はかっこいいセリフを吐き、自ら恥ずかしがる愛らしい性格だった。

 

野崎の家でツンデレで面倒くさい御子柴の相手をしながら作業する千代。

3人はお題にそって絵を描く記憶スケッチを始めるが、どの絵も下手な御子柴。

ところが、花と小物を描かせると物凄く上手い。

そんな御子柴はキャラの魅力を引き出す効果の担当だった。

 

元々キャラ作りの為に御子柴を観察していたと言う野崎。

御子柴を基に完成したキャラがヒロインのマミコだった。

 

新キャラを出したいので千代に少女漫画っぽい友達を紹介してもらう事にした野崎は、遅刻して教師に追い掛け回される瀬尾結月を紹介される。

結月は運動神経抜群、ガサツで空気を読まず、自己中心的で自意識過剰という野崎をイラつかせる性格だったが、「声楽部のローレライ」と呼ばれるほどの美声の持ち主であった。

 

千代は歌声が綺麗な結月がどんなキャラになるのか楽しみにしていたが、登場した新キャラは空気の読めない言動を繰り返し相手をイラつかせる男子だった。

 

 

感想:

みこりんと結月登場回。

ツンデレで面倒くさい性格の御子柴、ガサツで滅茶苦茶な性格の結月。

どちらもキャラ設定がぶっ飛んでて面白い。

 

野崎の家で作業する千代と御子柴。

「わからねぇことがあっても俺には聞くな。そういう面倒くせえことは嫌いなんだ」と言う御子柴。

千代は黙々と作業するも、だんだん拗ねてくる御子柴。

見かねた野崎が「聞いて欲しそうにしてるから何か質問してやってくれ」と千代に耳打ち。

千代「めんどくせー!」

ほんとメンドウクサイ。

猫かよ。

しょうがないので質問する千代に御子柴は嬉しそうに喜んで教える。

「あースゴーイうまーいためになるー」千代ちゃんの棒読み(笑)。

 

記憶スケッチをする3人。

野崎は漫画調、千代はデッサン調という画風の違いが面白い。

千代ちゃんの画力が高すぎるのも笑える。

そして家を描くと3人ともサザエさんの家(笑)。

 

ヒロインのマミコの中の人は御子柴なのかよ!

確かに性格そっくりだ。

 

千代に結月を紹介される野崎。

「ってかB組の野崎じゃん。あんたデカいから近くにいると意外と邪魔だよな。なんで最近千代と一緒に・・・あっわかった、ロリコンか!ひゅ~」これはイラつく。

ロリコンか!ひゅ~ってなんだよ!

 

バスケ部の助っ人に行く結月「反則でも構わない、退場するまでがゲームだぜ!」どんなルールだよ!

全くボールを回さず「一人で大丈夫!ははははは!」とパスすら出さない。

「チームワークの大切さも確認できるらしいよ」

「反面教師か・・・」野崎の顔(笑)。

 

「佐倉、俺は瀬尾のキャラがわかったぞ。つまりあいつはKYだろ」

「普通この子KYですって友達紹介しないから。大体それじゃ少女マンガっぽくないでしょ?」

「つまり・・・運動のできるKYか!」

「野崎君KYから離れて」

千代ちゃんの最後のセリフが真顔なテンションで最高だ。

 

そして、ウザい男キャラになった結月。

漫画の中でも滅茶苦茶ウザい。

 

 

 

第三号:バイオレンスVSプリンス

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(C)椿いづみ/スクウェアエニックス・「月刊少女野崎くん」製作委員会

御子柴は少女漫画のモデルになりそうな知り合いとして「学園の王子様」の異名を持ち、容姿端麗、キザで女子生徒に大人気な演劇部所属の女子鹿島遊を紹介する。

千代たちがその立ち振る舞いに驚く中、演劇部の堀先輩が迎えに来て、力技で部活に連れていく。

 

原稿作業する千代は、背景担当者が描く独特なベタ指定マークを見て背景担当者がどんな人か想像する。

ある日、演劇部の大道具手伝いに駆り出される千代。

千代は手伝いをする中でベタ指定マークを発見し堀先輩が背景担当であるとわかり意気投合する。

 

野崎の家で堀先輩と会う千代。

堀先輩は演劇部の台本を野崎が書く代わりに背景の仕事をしていると言う。

しかし、鹿島を見てしまった野崎は、イメージが固定してしまい上手く台本を書けなくなっていた。

 

野崎は堀先輩と千代に台本の朗読を頼む。

真剣に演技しながら台本を読む二人。

そこに御子柴がやってくるも恥ずかしがり上手く台本を読めず堀先輩に演技指導される。

その姿を見た野崎はいつもの癖で御子柴をヒロインとした台本を書きあげる。

 

  

感想:

学園の王子様(女子)鹿島くんと親バカな堀先輩登場の第3話。

この二人物凄く仲良しよね。

 

鹿島君が完全に宝塚で天然ジゴロ。

お姫様って日常生活でほぼ使った事ないんだけど・・・。

久しぶりに会った女子から「もうっ名前で呼んで」と言われ「 それじゃあ・・・お姫様」名前覚えてないのか。

お姫様って便利な言葉なんだな。

 

「アイツとは一年から同じクラスで、初めはお互いライバル視してたんだけどよ、今ではすっかり友達に」って御子柴君、勉強も運動も度胸もトーク力も全部敵わなかったのね。

みこりん顔は良いけど、それだけだからなー、ハリボテなんだよなぁ。

 

鹿島に野崎と御子柴と千代の関係を聞かれて「マンションの一室であれやこれやする仲だ」と回答する野崎。

おいおい、どんな回答だよ!

 

堀先輩が部活の迎えに来たのに、「鹿島くん放課後のケーキの約束どうしよう」と言う女子に「泣かないで。必ず抜け出して迎えに行くよ」で、堀先輩からジャイアントスイングされてる。

「鹿島くんてバカなの?」と千代ちゃん。

うん、馬鹿なんだろうな。

テストの点はいいんだろうけど、馬鹿なんだろうな。

 

堀先輩に先輩は舞台に出ないのか?と聞く千代、鹿島が割って入り「堀ちゃん先輩は3年生までに背伸ばして主役やるつもりだったんだよ。でも結局成長止まっちゃった悲しい人なんだよ」と言い、堀先輩にボコボコにされる。

千代「鹿島くんはバカなの?」やっぱり馬鹿なんだよな。

 

野崎に台本を頼みに来た堀先輩。

台本のお礼に背景の仕事をしてると聞いた千代

「あーなるほど、要するに先輩は鹿島君のために労働してる訳ですね」

「その言い方やめてくれ・・・」千代ちゃんの言い方。

正しいは正しいけどさ。

 

野崎と堀先輩が話してるをみた鹿島。

二人の関係を聞かれたが漫画について言えない千代は

「野崎君は先輩へのお礼を体で払ってるだけなの!」

なんという爛れた関係だ。

千代ちゃん言い方には気を付けましょうね。

 

御子柴とはじめて会った堀先輩は野崎に

「うん、うちの鹿島の方がイケメンだよな」

「先輩、なんだかんだで鹿島の顔大好きですよね」

堀先輩の親バカ発動!

 

 

 

第四号:男には、戦わねばならない、時がある。

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(C)椿いづみ/スクウェアエニックス・「月刊少女野崎くん」製作委員会

野崎の家に泊まることになった御子柴は恋愛相談があると言うが、 ギャルゲーの選択肢の相談だった。

ギャルゲーを野崎にやってみろと言う御子柴。

野崎は少女漫画目線でギャルゲーをやるも失敗し、登場する女の考えがわからないと落ち込む。

 

ゲーム内で主人公に情報をくれる友人「友田」が気になる二人。

3年間主人公に尽くしてくれる友田との友情に涙し、友田を幸せにしようと物語を自分たちで描くことに。

翌朝、千代が野崎家に行くと徹夜して力尽きた野崎と御子柴が倒れていた。

 

面子が足りなくなり合コンに行く事になった御子柴。

合コンに行ったことが無い御子柴は、野崎の家で予行練習をすることに。

しかし、変な設定の女役野崎と、野崎しか眼中にない千代が相手で全く練習にならない。

 

結局、御子柴は鹿島に代わりに合コンに行ってもらい、鹿島が女子をほぼ独占して終わった。

 

  

感想:

御子柴と野崎がギャルゲーをやり、合コンの練習をする、御子柴と野崎がずっと仲のいい第4話。

 

御子柴、現実の女と上手く話せないからギャルゲーで勉強は間違ってるぞ。

「そして2次元から3次元へ」ってフィギュアじゃねーか!

2.5次元くらいにしかきてないぞ。

野崎「どんどん遠ざかってないか?それ」

お、おうそうだな、確かに全く近づいてないな。

 

ゲームを続ける野崎。

どうして色々情報を教えてくれる友人を活用しないんだ?と言う御子柴。

「こんな出会ってすぐ友達ヅラする奴信用できないだろ。これはトラップだ。俺は知っている。こうやって近づいた友人がじつは影で主人公をいじめるボスで・・・」

さすが漫画家(笑)ストーリー読みすぎ。

しかも少女漫画だとちょっとありそうなストーリーだ。

 

献身的な友田に感動し友田の物語を作る事にした二人は、友田の恋の相手を考える。

「友田にとって大切な存在、四六時中そばにいた人間、休日を一緒に過ごすような、青春3年間を捧げてもおかしくなくて、並々ならぬ愛情を注いでいたのは・・・主人公じゃねーか!」

いやいや、それ恋愛物でも、違う恋愛物になっちゃう。

ギャルゲーやっててこの展開にはならんだろ。

 

合コンの練習で自己紹介する千代

「佐倉千代16歳です。好みのタイプは身長190cm、黒髪短髪、鋭い目つき、同い年でちょっとぼんやりしてるけど男前。それ以外の人には正直興味ありません!」

ピンポイントで野崎じゃねーか!

野崎もそろそろ気付こうよ。

 

次に二人での会話を練習する御子柴、千代を相手に「最近・・・」

「聞いて、みこりん。野崎くんがこの前デザート作ってくれたんだけどすっごく美味しくてね。でねっその時野崎くんがなんて言ったと思う?野崎くんがねこういうデザートは・・・」

千代ちゃんのマシンガン野崎君トーク。

なんの練習にもならねぇ。

千代ちゃんの野崎君LOVEが凄い。

 

 

 

第五号:恋を「思い」「描く」男子。

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(C)椿いづみ/スクウェアエニックス・「月刊少女野崎くん」製作委員会

野崎の家に担当編集の宮前剣がやってきて原稿を受け取り事務的な話だけしてすぐに帰る。

そんな剣さんを野崎はクールでかっこいい人だと言うが、千代には嫌われてるようにしか見えなかった。

前の担当の前野が最悪で大変だった話をする野崎は、前野が現在担当してる都ゆかりの漫画を千代に見せる。

都の漫画にはどんなジャンルだろうと前野が個人的に好きなタヌキが出ていた。

 

野崎の上の階に住んでる都ゆかりの家にお邪魔する野崎と千代。

そこに原稿を忘れたと言う前野が戻ってきた。

相変わらずの前野の態度にイラつく野崎は、剣さんにどこまでもついていく決意をする。

 

原稿を見た剣さんからマミコの考えが判り難いのでもっと感情移入した方がいいと言われた野崎は、一日マミコになってみることに。

弁当を配ったり、鹿島と一緒に女子から逃げ回ったりマミコを体感した野崎は、マミコはもっと勉強した方がいい言い、教材広告のような漫画原稿を提出、剣さんは頭を抱える。

 

 

感想:

担当編集剣さん登場、そしてとってもウザくてイラつく前の担当前野と漫画家都ゆかり登場回。

前野に手を焼く野崎、野崎に手を焼く剣さんという構図が面白い。

結局まともな人は剣さんだけなのよね。

前野のキャラが強烈過ぎる。

 

とてもウザい前の担当前野。

学園物漫画で「学校に行って新キャラ登場とかどうですか?」と当たり前のことを言い、新キャラを出すと「見ましたよー新キャラ!アレ僕のアイデアですよねーあはは」くっそウザい。

「そのキャラ次の回でリストラした。愛せなかった」と野崎。

まあ、そうだわな。

「野崎くん 大人になろうよ」と冷静な千代ちゃんのツッコミが面白い。

 

どうしても僕のアイデアという言葉を聞きたくない野崎。

「あっバレンタインとかどうですかー?グッドアイデアでしょー?」⇒節分の豆まきイベントへ。

「そろそろ夏なのでプールですよね、海ですよね、夏祭りですよね!」⇒夏休みを飛ばし秋へ。

野崎くん強引(笑)。

恋愛漫画で豆まきって何だよ、さらに夏休み無かった事にするとか、よくそれで恋愛漫画描けたな。

 

都ゆかりの漫画を見る千代。

OPで出てくるタヌキってこれか!何なんだろうと思ってたが、前野の趣味なのね。

そして都ゆかりの新作本格ミステリー漫画。

いきなりタヌキが殺害されてる(笑)。

どういう話なの?読んでみたいわ、これ。

「話的には面白いぞ 消えた凶器、主人公だけが見た犯人の後姿・・・」と漫画を読み進める野崎と千代。

そして最終ページの次回予告「次回、山本さんと判明!!」

おいおいおい、台無しだろー!お茶吹くほど大爆笑だ。

 

タヌキの次にかわいいので象とかどうですか?と前野に言われた都。

「でも大きすぎて背景が入らないのよねー」と悩む。

問題そこじゃねぇ。

この人純粋な人なのね。

色々騙されなきゃいいけど、大丈夫かしら?

 

前野に会った後「そんな訳で俺は剣さんについていく。ヤング誌でも婦人誌でも」と決意を新たにする野崎。

剣さんにメールするも「あんた少女マンガ以外描けないだろうが。マンガなめんなよ」と返事が来る。

「つまり・・・お前は少女漫画を極めろよって事か!」

いや、そうはならんだろ。

どんなポジティブシンキングなんだよ。

前野が酷過ぎたせいで普通の剣さんが凄い人扱いになってる。

 

マミコの気持ちで分からない所があると剣からの電話。

マミコの考えが見えにくいと困るという剣さんに対し野崎「マミコもああ見えて色々考えてるんだと思います。責めないでやって下さい」

「あんたを責めてるんだよ!」そりゃそうだ(笑)。

剣さん色々大変よね。

1話の4人乗り自転車の漫画却下して描き直させたのも剣さんなんだよね?優秀な人だ。

 

自分の漫画の登場人物を「こいつら恋愛ばっかだな、もっと勉強した方がいい」って野崎くん、それ君が描いてるから。

 

 

 

第六号:魔法をかけて、あ・げ・る♡

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(C)椿いづみ/スクウェアエニックス・「月刊少女野崎くん」製作委員会

中学の後輩でバスケ部の若松と会う野崎。

若松はバスケ部助っ人の結月に散々ひどい目にあわされ不眠症になっていた。

野崎の家にきた若松は、千代が置いていった結月の歌を聞き即寝てしまう。

翌日、その曲が欲しいと言う若松、躊躇する野崎だったが漫画の手伝いをすると言われデータを渡す。

 

結月に文句を言いたい若松は、結月を屋上に呼び出し文句を言うが、結月は全く話を聞いていない。

他人と比べて罵倒しようと思った若松は、声楽部のローレライの素晴らしさを語るも、逆に結月を喜ばせてしまう。

 

風邪をひいた野崎は間違えてSOSを千代、堀先輩、若松の3人に送る。

明日が締切だと聞いた3人はセリフが入っていない原稿にトーンを貼る事に。

セリフが無い事で効果トーンを想像するしかない3人。

 

マミコの効果トーンは千代と若松が想像した結月をイメージしたオドロオドロしいものに、鈴木の効果トーンは堀先輩が想像し、どのシーンも鹿島をイメージした煌びやかなものになる。風邪が治り原稿を見た野崎は締め切りを延ばしてもらう。

 

 

感想:

結月との関係がとても面白い後輩の若松登場回。

若松の想いとは裏腹にどんどん結月と仲良くなっていくパターンなのが見ていて微笑ましい。

 

漫画の手伝いをすると言われ即行結月の歌データを渡す野崎。

漫画の為なら使えるものは何でも使う。

そして、嫌いで喧嘩してる男が実は電話で自分を励ましてくれてる男と同一人物というサブキャラを中心とした漫画を描いてしまう。

完全に男女逆転した結月と若松。

なんだろう、漫画になるととてもいい恋愛漫画に見えるから不思議。

相変わらず漫画になった時の変わりっぷりが凄い。

 

結月の攻撃を受け続ける若松。

ちゃんと怒った方がいいと言う野崎に「はい!目が合った時はちゃんと睨んでます。でも睨みつけるだけじゃ失礼なので一応挨拶もしてます!しかも最近では姿を見かけたら飛んでってます!」って、あーこれは典型的なかわいい後輩だ。

やろうとしてる事は分かるけど、若松の根が良い人すぎて全く攻撃になってない。

 

結月を屋上に呼び出し文句を言う若松。

「大体なんで俺ばっかりいびってくるんですか、いつもいつもいつも。俺ばっかりボールぶつけられるし、なぜか休憩時間まで絡まれるし、パシらされるし、俺だけ荷物持ちさせられるし、そのままファミレスまで連れていかれるし、ご飯奢られるし、俺にだけお土産買ってきてくれるしー!」

ん?んん?な ん だ こ れ ? 

何言ってんの若松くん?

完全に好かれてんじゃねーか!

どう考えてもかわいい後輩と思ってるよな。

 

そして「先輩は酷いです!声楽部のローレライさんだったらそんなことやりませんよ!」

頭抱える野崎。

やっちまったなー若松。

もうだめだ、もう後には戻れない。

「ものすごくキレイな歌声の人ですよ。毎日聴いている俺にはわかります。あんな声で歌える人なんて思いやりに溢れて誰も傷付けない心の中が澄み切った優しくて純粋な人しかいません!」

もがき苦しむ野崎。

もう野崎の胃に穴が開く寸前だ。

やめて、野崎くんのライフはゼロよ!

 

「あの人なしでは俺は生きていけない!あの人は俺の女神様です!」

完全なプロポーズだろ若松。

ある意味成し遂げたな、漢だよ君は。

それを聞いた結月「若・・・もう一回頼む!」

なんかちょっと嬉しそうに見える結月が可愛い。

そして手袋を投げ決闘を申し込むつもりが、そのまま手袋を手渡してプレゼントして終わる。

なんの茶番ですか?面白すぎるんですけど。

結局呼び出して告白してプレゼントして終わった。

なんの恋愛イベントだ?

 

風邪を引いて千代にSOSする野崎。

看病イベントだ!と喜ぶも、またいつもの締め切りだと思い墨汁を買っていくが、本当に風邪を引いて寝込んでいた。

なんと、看病イベントと思わせて本当に看病イベントだった。

千代ちゃん女子力低すぎ。

 

作業を手伝おうとしてトーンを見る堀先輩と千代ちゃん「やべぇ、初めて見るぞこれ」言い方(笑)。

 

マミコの効果トーンを考える堀先輩「セリフ想像してやるしかねぇか。自分の周りの女でもモデルに考えりゃいけるか?」と言い千代と若松は結月を想像する。

もう、この時点で違う漫画になるよね、これ。

恋愛漫画じゃなくてアクションバイオレンスものだよな。

鈴木の効果トーンを考える堀先輩。

全てキラキラしたトーンを選び「鹿島だったらどんな場面でも光るぜ!」

千代「ほんと親バカだな、この人」。

千代ちゃんの顔(笑)。

恋愛ではないけれど鹿島の事好きすぎる堀先輩、安定してるわ。

 

 

 

 

第七号:漫画家脳野崎くん

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(C)椿いづみ/スクウェアエニックス・「月刊少女野崎くん」製作委員会

締切よりも早く原稿が終わり暇な時間ができた野崎。

そんな野崎を千代は遊びに行こうとショッピングモールに誘う。

軽い気持ちで誘った千代だったが「もしやこれはデートなのでは?」と思い緊張していた。

しかし、漫画の資料ばかり探す野崎を見てデートではないと痛感する。

 

衣装の参考にフィギュアを見に行き御子柴と会ったり、画材屋に行ったりと一通り買い物をした後、野崎から家に誘われた千代は喜ぶが、作りすぎたおかずを食べて欲しいだけだった。

そして千代は今日のお礼にとマミコの資料用に買ったセーラー服を貰う。

 

美術部のモデルを御子柴に頼む千代だったが断られてしまう。

しかし、他の美術部員がお願いすると、御子柴はいつもの軽口で引き受けてしまう。

様々なポーズの指示を受けモデルをこなすも疲れて帰りたくなる御子柴。

 

そこに野崎が現れ、自分を連れ出してくれることを期待する御子柴だったが、野崎もデッサンに加わる。

そして、美術部員からまた今度モデルをやって欲しいと頼まれた御子柴は、またしても軽口をたたき引き受けてしまうのだった。

 

  

感想:

千代ちゃんの可愛さが光る野崎と千代ちゃんのデートではないデート回と、チョロ可愛いみこりんの借りてきた猫っぷりが光る美術部モデル回。

 

野崎と歩いてて歩幅が合わずに置いて行かれる千代ちゃんかわいい。

そして映画を見た後の千代ちゃんの顔( ゚д゚)、かわいい。

喫茶店で資料用に写真を撮る野崎「デートではありませんでした」

千代ちゃんかわいそう。

野崎が完全に漫画能で、仕事人間。仕事以外には興味が無いんだよなぁ。

 

人形を見に行く野崎と千代ちゃんは美少女フィギュアを見てる御子柴と会う。

気まずい。

これは見てはいけないものを見てしまった感が凄い。

野崎もフィギュアを選ぶと言い、野崎の好みを知るチャンスとドキドキする千代。

野崎が持ってきたのは「鈴木」の資料用フィギュア。

なんで美少女フィギュアコーナーにそれがあるんだよ!

野崎君、いい加減仕事から離れようよ。

 

画材屋に行く野崎と千代。

なんだ?漫画コーナーの商品を買っていく人たちの素早さは?

何事もなかったかのように商品をカゴに入れていくぞ。

油絵のコーナーを見る千代に「本屋で言うとここは純文学コーナーだよな。いるだけでかっこいい」と野崎。

素人には違いがわからないけど、これって漫画家あるあるなんだろうか?

 

油絵やってみる?と言われた野崎。

休日は油絵から人気が出て画集発売決定まで脳内シミュレーションする。

動機が読者受けじゃねーか。

結局これも漫画の為になっちゃてるよ。

 

美術部のモデルを御子柴に断られてしまう千代。

ショボーンとした感じがかわいい。

しかし、他の美術部員がお願いすると、御子柴はいつもの軽口で引き受けてしまう。

「佐倉ぁ」

「嫌だよ」

「佐倉、なんとか断ってもらえたらと」

「嫌だよ」むくれてる千代ちゃんが可愛い。

そして、何とか断ってもらいたい御子柴が違う意味でかわいい。

 

 

 

第八号:学園の王子様(女子)の悩み

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(C)椿いづみ/スクウェアエニックス・「月刊少女野崎くん」製作委員会

堀先輩の荷物から「恋しよっ♡」という少女漫画を発見する鹿島。

自分も買って読んでみる事に。

御子柴や野崎にも漫画の感想を聞き、堀先輩が少女漫画を読む理由をヒロインになりたいからと勘違いした鹿島は、堀先輩に毎日女物の服をプレゼントする。

 

野崎の背景指示がアバウトだったり、人物の位置関係がコマ毎に変わったりするのを指摘する堀先輩。

野崎も背景を描いてみる事にするが、背景から人物が浮いてしまう始末。

写真を撮ってそれを参考にする事にも失敗し、過去の作品から似た場面を真似する事を堀先輩が提案する。

 

前日野崎の家で作業した堀先輩は部活中に眠気に襲われ倒れてしまう。

鹿島は馬になったつもりで堀先輩を保健室へオンブして運ぶが、鹿島の被り物は馬ではなく牛だった。

堀先輩は野崎に背景は全部やるから牛にされた王子の話を書いて欲しいとお願いする。

 

 堀先輩は千代に一緒にトイレに行くまで鹿島を男だと思っていたと話し、気付くタイミングがおかしいと言われる。

 

  

感想:

勘違いがひたすら続く鹿島、背景が描けない野崎、この二人が堀先輩に迷惑をかけ続ける第8話。 

 

堀先輩の鞄から「恋しよっ♡」を発見する鹿島。

その本をめくってみると至る所に附箋が付いていた。

「読み込み具合ハンパねぇ!」

そりゃね、資料用だからね。

他の人の持ち物かと思う鹿島。

しかし漫画本の最後には「堀 政行様」と書かれ作者のサインもしてあった。

「だめだ逃げ場がない!」なんで野崎がサインしてるんだよ(笑)。

 

教室で「恋しよっ♡」を見る鹿島に御子柴が話しかける。

「恋しよっ♡じゃねぇか。俺も持ってるぜ。ちなみに132ページの右上の花はリュウキンカ」

って細けぇ。

しかもページ数暗記してる。

みこりん会心の出来なシーンだったのかしら。

 

野崎と会った鹿島は、野崎にも「恋しよっ♡」について質問する。

「これ読んだ感想ってどう?」

「読んだ感想?(しまった、トーンの貼り忘れが。この伏線まだ回収してないなー。このシーンはなかなか良くできたぞ、フフフ)。恥かしさと後悔に押し潰されそうになりつつも、たまに己の成長を感じ、薄目で覗きながら結局愛はある、みたいな」

「そんな複雑な感情が!?」

鹿島の「恋しよっ♡」へのイメージがとんでもなく凄い事に。

 

鹿島に凄い嫌がらせをされたと言う堀先輩。

毎日プレゼントされる女物の服の話をするも、「全部合わせてみたらよ、めちゃくちゃセンスいいんだよこれが、あいつ凄くね?」ほんっとに親バカ。

いやここまでくるとバカ親か?

 

野崎の漫画は人物の位置関係がコマ毎に変わったりするので確認する作業が面倒くさいと言う堀先輩。

千代「えっ?でもそういうのは担当さんに任せれば」

野崎「何言ってんだ 前野さんが気付くわけないだろう!」

確かに、あの前野じゃ気付かない、というかチェックすらしないわな。

今の担当は剣さんだから大丈夫と言う千代ちゃんに、

「剣さんにそんなみっともないネームを見せろとっ!」

おいおい野崎、見せろよ!どんだけ剣さんLOVEなんだよ。

 

背景を描くも人が浮いてるようになってしまった野崎は、人の下に箱を描いて修正する。

いやいや、修正する所そこじゃねーから。

常に箱を携帯してる高校生はいないと指摘され、「最近私達の周りでは箱が大人気!」と説明のコマを追加する。

いやいや、だから修正する所そこじゃねーから。

 

背景の作業が終わらない堀先輩は野崎家に泊まる事に。

それを聞いた千代ちゃんは、背景が描けるようになれば、野崎から「頼りになるー」「是非泊まっていってくれ」「仮眠なら俺のひざ枕でどうだ?」と連想し、「私、背景描けるようになりたいですっ、絶対にっ!」

千代ちゃんの下心しかない妄想と熱意がかわいい。

 

 

 

第九号:ドキドキ、たりてる?

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(C)椿いづみ/スクウェアエニックス・「月刊少女野崎くん」製作委員会

雨、傘を忘れた野崎と千代は、少女漫画の梅雨に使えるシチュエーションを考える事に。

すると結月が現れ千代に傘を投げ「やるよ、あんた家遠いんだから差して行きな」と言い笑いながら雨の中傘をささずに走り去っていく。

 

結月に借りた傘で帰る二人。

相合傘に喜ぶ千代だったがアクシデントが重なりずぶ濡れになってしまい、野崎の家で雨宿りする。

後日、漫画に使われたのは千代との相合傘ではなく、結月の方であった。

 

都の家を訪れる野崎と千代。

相変わらずな前野の理不尽な要求に答えようと悩む都。

前野に文句を言ってみる都だったが言いくるめられてしまう。

逆転の発想としてタヌキの着ぐるみを着たダサい主人公を考案し、前野に送るも絶賛されてしまい冷静になる3人。

 

こんなキャラは嫌だと言う千代に、地味でタヌキが似合うようなキャラに描きかえる都。

野崎に似たそのキャラを見た千代は絶賛し都のサインをもらい大喜び。

自分のサインを貰った時とのテンションの差に野崎は張り合おうとするも、千代に嗜められる。

 

 

感想:

相合傘と言うラブラブイベントと相変わらずウザい前野に苦しむ都さんの話。

だんだんとタヌキがかわいく見えてくる不思議。

 

「やるよ、あんた家遠いんだから差して行きな」と言い笑いながら雨の中傘をささずに走り去っていく結月がめちゃくちゃ男前でかっこいい。

これは惚れてしまいます。

「いや、騙されるな俺。あいつは何も考えてないだけだ」と思う野崎。

確かに、たぶん結月は何も考えてない。

千代ちゃんを見た途端に、考えなしでこの行動したんだろうな。

そして漫画になった結月はさらにかっこいい。

 

相合傘で帰る二人。

千代ちゃんが野崎に高さを合わせて傘持ってるのがかわいい。

その後、野崎が傘を持ってる時に「傘を私の方に傾けてくれてる」っていう漫画のシーンを再現するも、千代ちゃんの頭に雨がジョボボボボボって、お茶吹く位くっそ笑った。

酷い、酷過ぎる。

千代ちゃんはこの男のどこが良いんだよ。

 

野崎の家まで相合傘で歩く二人。

本当はもっと遠ければよかったのに・・・このままもう少し一緒にいたいな・・・ずっと家につかなきゃいいなんて、そんなの無理だよね

って千代ちゃん乙女やーー!。

常に野崎一筋の本当に乙女やーー!

そして野崎「ずっと、ずっと家に着かなきゃいいのにな」「ええっ」驚く千代ちゃんがまたかわいい。

二人がとてもいい雰囲気で見ててニヤニヤしちゃう。

「家に洗濯もの干しっ放しだったこと思い出して」ですよねー。

ギャグ漫画ですもんねー。

でも、一途な千代ちゃんがこの作品の魅力よね。

 

大学の講義中に手紙を書いてると思われた都。

まあラブレターに見えなくもないが、後半からちょっと無理があるだろ。

  • 数年ぶりに会えてうれしかった
  • 私はもっと一緒にいたい
  • 遠ざかる背中
  • 追いかける足音
  • さよならの合図
  • 私の他に彼女が10人もいたなんて・・・
  • ショックで倒れそう・・・
  • たぬきは必ず入れること!!

 

主人公はフラれるのに、タヌキは恋が実る都の漫画を見た千代ちゃん「マスコットの分際で出し抜きやがった」すげーツッコミだ。

千代ちゃんのツッコミはキレがあるよね。

 

前野に「次の題名は『ふるえる鼓動』でお願いします」と言う野崎。

しかし、雑誌に載った題名は「ゆる♡ゆる近藤」だった。 

前野くっそ、なんだよそれ。跡形もないじゃないか!

 

自分の作品は普通で安心する野崎。

剣さんとの打ち合わせで「次回は少し不思議なエピソードにしようかと思って」

「なるほど日常世界に少しスパイスをってヤツですか、具体的には?」

「まず宇宙人が転校してきます」

「スパイスどころじゃねぇよ」剣さんのツッコミが激しい。

「剣さん、俺のマンガ面白味に欠ける気がして、鈴木にも何か一発芸とかやらせた方が」

「何と張り合ってんだよ一体」

ほんとだよ!剣さんが唯一の常識人だわ。

 

「見て見て野崎くん!都さんに描いてもらっちゃったー!」野崎似のキャラが描かれたサインに千代ちゃんスーパーハイテンション。

喜んでる千代ちゃんめちゃくちゃかわいい。

「すっ鈴木描いてやるからそれと交換しないか?」

「え?や、やだぁ」

「マミコ!マミコもつけてやるから!」

「やだぁ」

「くっ、タヌキか?タヌキの恰好させればいいんだな!」

「野崎くん!キャラクターは大事にしてあげて」

最後の目が点になって怒って説教してる千代ちゃんが最高に可愛いな。

 

 

 

第十号:強まるのは、絆と手綱。

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(C)椿いづみ/スクウェアエニックス・「月刊少女野崎くん」製作委員会

結月から映画に誘われた若松は野崎に相談するが、漫画のネタになると考えた野崎は行くように勧める。

映画を見る二人だったが結月と感性が違いすぎるのを感じ、ゲンナリする若松。

そんな若松を見た結月は今度は他の人を誘うと言うが、犠牲者を増やせないと感じた若松は自分が付き合うと言う。

 

ミュージカルをやる事になった演劇部。

音痴な鹿島は千代に結月を紹介してもらうが、想像以上に酷い歌声に諦めろと言う結月。

結月が声楽部に入っていくのを見た若松は、鹿島の歌声を結月と勘違いし性格もガサツで歌声も酷い結月に同情する。

 

役者の一人が骨折し舞台に出ることになった堀先輩。

しかし、鹿島との対決シーンでお互い白熱し上手く演じらず、御子柴を代役に立てることに。

努力家ですぐ恥ずかしがり凹んで悩む、そんな御子柴を見た堀先輩は「マミコ」に似てると感じる。

次の日、1日経つと極度の人見知りに戻る御子柴を見た堀先輩は、面倒臭くなり自分が出演する決意をする。

 

 

感想:

若松と結月の恋物語(?)の続きと演劇部のお話し。

 

結月のガサツさ感性のずれっぷりが凄い。

映画館の肘掛を両方使い、ポップコーンをむしゃむしゃ食べ、殺戮シーンで爆笑し、感動シーンで寝て、若松に寄りかかりくつろぐ。

自由な人だ。

最後方は映画館でイチャついてるバカップルに見えなくもない。

そして、若松と同じ映画を見ていたはずなのにヒロインを覚えていない。

でも、宇宙人のモナルッポって訳わからんのは覚えてる。

ここまで人の感性とは違う事がある物なのだろうか?

 

絶叫遊園地のチケットがあるから若松の代わりにバスケ部の田中か山村を誘うと言う結月。

「待って!田中は酔いやすいし山村は彼女持ちなんですけど!」と言う若松に「ベストチョイスだろ、スリル2倍!」って最悪だこの人。

若松の胃に穴があく日も近い。

 

そして野崎によって漫画になった結月と若松。

結月が男前でほんとにカッコいいし、恋愛物にありそうなキュンとするストーリーになってて笑いが止まらない。

 

鹿島の歌を聞く結月「今すぐ諦めるのと、一年びっしり練習したあと諦めるのどっちがいい?」2択みたいな1択やめろ。

そして千代ちゃん「先輩がミュージカル大っ嫌いになるように仕向けるのと、そんな記憶なかったことにするのどっちがいい?」

うん、これも選択肢があるようで実質1択だ。

 

鹿島と舞台の練習する堀先輩。

「待ちな王子、私が相手だ。君の彼女への愛とやらをここで見せてもらおうか」って上手い、そして悪役の顔かっこいい。

からの「君とは戦いたくなかったよ、ルドルフ」って鹿島も悪役になっとる。

顔が怖えーよ。

この二人演技美味いのに、私情が入りすぎぃ。

 

代役に立つ野崎。

「やーやー私の剣をうけてみろー」って棒読み。

そして剣振り回してるだけ。

めちゃくちゃ下手くそだ。

新し設定その場で作ってるし、漫画家の性。

 

練習する御子柴を見る堀先輩。

「なんかよく知ってる奴に似てる・・・妙に努力家で、すぐ恥かしがって、すぐ凹んでよく悩む・・・マミコだ!」

正解ぃぃぃぃ!!そこに気付くとは天才か!

それから「まみ・・こしば」って何度も名前間違えてて笑える。

 

 

 

第十一号:米しよっ♡

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(C)椿いづみ/スクウェアエニックス・「月刊少女野崎くん」製作委員会

漫画の展開に盛り上がりが少ないと悩む野崎。

ビックリとかドッキリする展開が見たいと言う千代。

野崎は明日学校で千代にドッキリを仕掛けるので感想宜しくと言う。

 

次の日、野崎に様々なドッキリを仕掛けられる千代。

放課後、一緒に帰ろうと言う野崎に千代は、まだドッキリが続くのかとちょっとウンザリする。

帰り道ドッキリを警戒する千代だったが野崎は何もしてこず駅に到着してしまう。

「ドッキリは?」と聞く千代に「一緒に帰りたかっただけだけど」と答える野崎。

その言葉に千代は今日一番ドッキリする。

 

野崎の家に集まる堀先輩、御子柴、若松は大雨で電車が止まり泊まる事に。

野崎は漫画の次回案のネタとしてお泊り会を考え、3人を観察することにするが、真っ先に寝てしまう。

野崎をベットまで運ぼうとした3人は、誰が一番力持ちかで競い夜更かしをしてしまう。

 

夜、「一緒に帰りたかっただけだけど」と言われた千代は悶々としていた。

そして、冷蔵庫の中から去年渡せなかったバレンタインチョコを発見する。

 

 

感想: 

いつもかわいい千代ちゃんがとても可愛く、久しぶりにラブコメの波動を感じずにはいられない第11話。

ED後の髪を下した千代ちゃんの破壊力に驚いた。

 

剣さんの情報を都さんから聞いてる野崎。

なんで人伝なんだよ!

剣さんとの接点が弱すぎるだろ野崎。

初めて野崎と会った剣さん「ガードの堅い女みたいでなんかムカつくなコイツ」とか「なんか子連れの女口説いてるみたいで嫌だな」とかホント野崎が面倒臭くて評価が酷い。

そして登場キャラを知っていた剣さんに「凄い!キャラの名前5人も言えるなんて。もしかして俺の漫画読んでくれたんですか!びっくり」って野崎、そりゃ担当だから読むよ。

これだけで剣さんの評価がうなぎ上りってどういう事?

ほんと大体前野のせいだよな。

剣さんは普通に働いてるだけなんだよなぁ。

 

野崎の手作り弁当を食べて喜ぶ千代。

お茶、おかわり、デザートと至れり尽くせり。

「もうちょっと頑張れよ私!」完全に男女逆転してますよねぇ。

 

放課後野崎と一緒に帰る千代ちゃん。

キョロキョロと周りを警戒してる千代ちゃんが小動物みたいなかわいさ。

「じゃあここで」

「えっ!なんで?ドッキリは?」

「なんでって、一緒に帰りたかっただけだけど」

これは滅茶苦茶ドッキリやないかーーーい。

千代ちゃんのドキドキは最高潮だよ。

野崎の素の攻撃、効果は抜群だ!

やっべー顔がニヤける。

 

漫画の手伝いを内緒にしてる堀先輩。

話すと鹿島に伝わる⇒先輩、漫画手伝ってたんですかー⇒その代わりに私の為の台本書いてもらってたんですかー⇒先輩、私も手伝いまーす⇒鹿島くーん♡、野崎の家が女子だらけにって所まで想像する。

妄想力抜群だ。

いやいや、そうはならんだろ・・・と言いたい所だが、鹿島ならちょっとこうなりそうで確かに怖い。

 

男子が会話してるだけなのに、どんどん女子の会話に変換される。

野崎すげぇ、恐るべし。

 

 

 

最終号:この気持ちが恋じゃないなら、きっと世界に恋はない。

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(C)椿いづみ/スクウェアエニックス・「月刊少女野崎くん」製作委員会

冷蔵庫で見つけたバレンタインチョコを皆で食べるため学校に持ってくる千代。

去年のバレンタイン、野崎に渡そうと思うも、バレンタインの取材で走り回っていた野崎が捕まえられず渡せなかった。

 

結月と鹿島から「今からでも食べてもらえば?」と言われチョコを持って廊下を歩いていると、野崎とぶつかりチョコをぶちまけてしまう。

「本当は食べて欲しかった」と落ち込む千代だったが、怒ってると勘違いした野崎がチョコを拾って食べ大喜びする。

 

その日の夜、夏祭りで野崎に会う千代。

花火を見る為、野崎の手を借りジャングルジムに登る千代は野崎との出会いを思い出す。

 

入学式、電車を乗り間違えて遅刻する千代は校門で野崎と出会う。

野崎の手を借り校門を登る千代。

不良のような外見だが話す事が面白い野崎に、遅刻して焦って泣きそうになってた千代は助けられ笑顔を取り戻す。

 

二人で花火を見ながら「好きだよ」という言葉が野崎に聞こえてしまう千代だったが、野崎は「俺も好きだよ、花火」と返し、「次のネタは花火だな」という。

 

 

感想: 

恋愛要素満載でニヤニヤが止まらない最終話。

千代と野崎の出会いも見られ、EDでは野崎弟もチラッと映る。

 

男に何を貰ったら脈ありか話す千代たち。

千代は何かもらったことある?と聞かれ「サイン色紙、かな!」とドヤ顔で答えるも「やめときなよそんな男」と結月から言われてしまう。

結月が真っ当な事言ってる。

 

去年の千代ちゃんのバレンタイン。

取材で走り回ってる野崎を捕まえられなかったのかー。

まあ、バレンタインはネタの宝庫だからな。

しょうがない。

でもあげる気満々だったんだね。

千代ちゃんって恋愛の行動力は結構あるよね。

 

結月のバレンタインの話・・・全然バレンタイン関係なかった。

軽トラの荷台に乗った岡田くんはどうなったの?

ねぇ、その後どうなったの?

 

鹿島のバレンタインの話。

ちゃんと堀先輩に渡してるのね。

凄く軽く「ぶちょうだいすきー」って言う鹿島。

これどっちなの?LOVEじゃないよね?

尊敬って感じなんだろうか?

堀先輩も鹿島の事は好きだけど親バカな可愛がりだし。

この二人はよくわからん。

 

チョコを持って野崎とぶつかる千代ちゃん。

千代ちゃんの5か月間の恋心がーー!

その後のアンジャッシュ的会話が面白い。

そして、野崎の隣でめちゃめちゃ喜んでる千代ちゃんがかわいい。

 

結月と鹿島を見て、結月の彼氏と勘違いする若松。

若松の勘違いがどんどんエスカレートしていく。

誰か教えてあげようよ、これ。

自分を誘うのも彼にやきもちを焼かせたいからだと勝手に勘違い。

「普通、逃げるのは追いかけて欲しいからですよね」と若松。

結月「いや、捕まりたくねーからだろ。何言ってんだ」

これは結月が正しい(笑)

 

千代と会いマジマジと浴衣姿を眺める野崎。

緊張する千代だったが、漫画の資料用に見てると展開が読めて余計な期待はしていない。

「お!りんご飴か、いいな」「食べる?なんて・・・」リンゴ飴をぱくりと食べる野崎。

「読めない・・・!」なんてかわいいシーンだ。

ラブコメの波動全開!野崎が天然ジゴロに見えるぞ。

 

入学式の回想。

あーなるほど、時々出てた千代を抱っこする野崎ってこの時のなのかー。

そして、千代ちゃんの髪型が今と違いマミコの髪型なんですけど・・・。

もしかして、中身は御子柴だけどマミコの外見は千代ちゃんがモデルなのか?

野崎はこの時の千代ちゃんを憶えてるって事なのかなー?

気になるぅぅぅぅ。

ギャップ萌えして笑う千代ちゃんがもの凄く可愛いな。

この回想すごく胸がキュンとなるいいシーンだなぁ。

まるで少女漫画見てるみたいだ。

 

「俺も好きだよ・・・・・花火」ですよねー。

まあ、知ってた。

でも笑ってる千代ちゃんが最高に幸せそうだ。 

 

 

 

 

最後に

野崎くんに一途な千代ちゃんがひたすらかわいくて、ギャグのテンポも良く面白い。

至る所で漫画を物凄くうまく使っていてギャグに輪をかけて面白くしてる。

魅力的な登場人物達が織りなす最高のラブコメだと思います。