【最終更新:2020年10月6日】
2020年夏アニメと2020年春アニメの続き等(2クールもの)が終了したので、感想をまとめておきます。
今クールは全体的に面白いと思える作品が少なくて、「あれ?アニメ見るよりVtuberの配信見てた方が面白くね?」ってなってしまったんですが、オリジナル作品のデカダンスやAICO、GREAT PRETENDERといった作品がスマッシュヒットでしたね。
オリジナルまだまだ行けるじゃないか!という感じで、全体はイマイチだったけど面白いオリジナル作品が出てきてとても嬉しいクールになりました。
ちなみに「アラド:逆転の輪」と「GIBIATE」は途中で視聴を辞めました。
GREAT PRETENDERは継続視聴中。
ランキングは掲載順になります。
★★★★★(星5)
該当なし。
★★★★☆(星4)
とある科学の超電磁砲T
「とある魔術の禁書目録」外伝にあたる「とある科学の超電磁砲レールガン」の3期。
1期2期を視聴してる事が前提になるけれども、相変わらずの安定した面白さ。
難解で視聴が苦痛なレベルのゴミくずだった「とある魔術の禁書目録」の3期や、イマイチ盛り上がれなかった「とある科学の一方通行」での視聴者の鬱憤を思いっきり晴らしてくれた感じ。
定番である美琴と黒子の絡みは少なかったけど、それを補って余るくらいに美琴と食蜂の絡みや、新たに出てきたキャラとの絡みが最高に笑えた。
特にドリームランカー編のギャグへの全振り加減が凄まじく、事件とか起きなくても「常盤台中学の日常」って内容で十分にいけるのではないだろうか。
初春が怪我をしてる理由とか、佐天さんとフレンダの最後とか、暗部組織スカベンジャーの登場とか、一部「とある魔術の禁書目録」を知らないと「ん?」ってなる部分があるのが少し気になるけど、知らなくても十分話について行けるし、面白さも変わらない作りになっているので「まあいいか」という感じ。
ラストは珍しく仲間が集合して主題歌が流れるなか敵を倒して大団円っていう王道の流れではなかったけど、熱い部分はしっかり熱く、ギャグに振る所はしっかり笑わせ、最高の出来だったのではないだろうか。
デカダンス
突如として姿を現した未知の生命体《ガドル》により、人類が滅亡の危機に陥った世界を舞台に、夢を諦めない前向きな少女と夢を諦めたリアリストの男の出会いから始まるSFアクションオリジナルアニメ。
2話で「あれ?なんのアニメ見てたんだっけ?」となり、久しぶりに良い意味で目が点になる展開を見せられた。
「まどマギ」や「ゆゆゆ」の10話をいきなり2話に持ってくるような構成は本当にうますぎる。
アッと言わせた2話の後も、早いストーリー展開でダレる事無くオリジナル作品ならではの先の読めない面白さを堪能できる。
12話の中で上手くまとまってるエンターテインメントな良作。
A.I.C.O. Incarnattion
2018年3月9日からNetflixで配信されている日本のオリジナルアニメ作品。
謎が多いストーリー展開で楽しませてくれる。
アイコが神崎について行く理由がちょっと弱かったり、伊佐津と柚葉の件が引っ張った割にイマイチだったりと言いたい事はあるんだけど、全体としては申し分なく面白い。
流石のNetflixマネーで作画が崩れたりもしないし、映像のクオリティーは高い。
12話の中で非常に良くまとめられたSF作品だと思う。
ガンダムビルドダイバーズRe:RISE 2nd Season
ガンダムシリーズが好きな人やガンダムビルドダイバーズを視聴した人前提での評価。そうじゃない人が視聴した場合面白いとは思わないかもしれない・・・。
今までのビルドシリーズとちょっと違って謎がありつつの暗めのストーリー展開。
そして1期最後での実は・・・からの2期1話で種明かしという構成が神がかってる。ちょっとこの設定がぶっ飛びすぎな感はあるけれども、面白いから気にしない。
ガンダムにしては珍しく前作の登場人物が集結するという熱い熱い展開!ガンダムでも熱血展開あるんだなぁ。ちょっと熱さで目頭が熱くなり鳥肌が立ってしまった。
ビルドダイバーズシリーズはお子ちゃま向けでくだないと思っていてすみませんでした。
最後まで主人公機がカッコ良くないのが残念な面ではあるものの、ビルドダイバーズシリーズ見てきて良かったと思えるほどに面白かった。
★★★☆☆(星3)
Re:ゼロから始める異世界生活 2nd season
なろう小説が原作のアニメ作品の2期目で、2期は分割なので前半クールのみの評価。
この作品のキモである死に戻りするまでがとても長い。
死に戻りしてからは面白くなるんだけど・・・毎回展開が違い過ぎて全く先に進まない。
1期は死に戻りして少しずつ前に進む感があったんだけど、今回は伏線ばら撒いてるだけでずっと停滞してる感じで何一つとして問題が解決していない。
解決に向かい出してからが本番なのはわかってるけど、正直「これ、面白いのか?」ってなる。
魔女達もワラワラと出てくるけど何をしたいのか全く分からん。
と言う事で、分割の後半クールを期待して待ちます。
あとね、やっぱりスバルのキャラが嫌いだわ(笑)
彼女、お借りします
大学生の主人公が恋人代行サービスでヒロインをレンタルしたことから展開される漫画原作のラブコメ作品。
ヒロインの水原千鶴がとにかく可愛く、毎回「なんでここに水原が?!」っていう展開が楽しめる。
話しの展開が結構雑で強引なのが気になるけど、ラブコメとしては悪くない。
しかし主人公の性格が男らしくなくクズ過ぎて非常に不快。最初だけかと思ったら最後までずっと不快なままだった。
主人公に惚れる要素が皆無なので、ヒロイン達が主人公に好意を寄せるのが全く理解できずちょっとイライラが貯まる。
この主人公にしないと話が回せなかったのが非常に残念な作品。
なんか勿体ないなぁ。
放課後ていぼう日誌
高校の「ていぼう部」を舞台に、釣りに勤しむ女子高生の日常を描く漫画原作の作品。
あまり萌えには振っておらず、釣りをテーマにしたギャグ寄りの日常系という印象。
釣った魚は捌いて調理するので飯テロアニメでもある。
釣り情報は結構多いので海釣りが好きな人や、のほほんとした雰囲気のが好きな人にはお勧め。
残念ながら釣りに全く興味が無い私にとってはハマれるほどの魅力は無かったけど、普通に面白い良作だった。
宇崎ちゃんは遊びたい!
独りでいることが好きな先輩を「ぼっち」扱いしウザい位に絡む後輩宇崎ちゃんの姿を描いた漫画原作のドタバタラブコメディ作品。
当初、宇崎ちゃんが可愛いとか全く無く小僧のように只々ウザくてイラつく。
途中からウザさが少し減り先輩との恋愛を意識した感じになるんだけど、そうなると今度はラブコメとしてイマイチ面白くない。
なんだかラブもコメディもどちらも弱いって感じで盛り上がれず、つまらないって訳じゃないけど、面白味は薄い。
先輩とのやり取りは見ていてほっこりするにはするんだけどね・・・。
鳥取のPR回も一体何だったんだ?あれって感じ。
宇崎ちゃんのオッパイが無ければそんなに話題にならなかったかも知れない。
Lapis Re:LiGHTs ラピスリライツ
「魔法」×「アイドル」をテーマとして掲げているKLabとKADOKAWAによるメディアミックスプロジェクトのアニメ作品。
ソシャゲアニメにありがちな登場人物がワラワラと出てくる系なんだけれども、なぜか主人公以外のワラワラしたメンバーの話の方が面白い。
さらにアイドル部分の歌要素が出てくると急につまらなくなる。
この作品の根源を否定する気はないが、主人公と歌要素を除いた魔法学園の日常部分だけで良かったんじゃないかと思えてしまう。
野球回ならぬドッジボール回はゲラゲラ笑ってしまった。
12話の中でストーリーもしっかり展開し、笑いあり涙ありの面白い作品だった。
・・・けど、登場人物の名前一人も覚えてないや(笑)
天晴爛漫!
20世紀初頭を舞台に、漂流しアメリカに到着した社交性ゼロの天才エンジニア「空乃天晴」と豪腕だが臆病な侍「一色小雨」が、アメリカ大陸横断レースに参加し日本への帰国を目指すオリジナル作品。
レース始まるまでが結構長いからどうなるのかと思ったら、アメリカ横断チキチキマシン猛レースじゃなくて西部劇バトルアニメだった。
ここが面白いんだ!っていう強い所は無いんだけど、中々に小気味良い感じで回が進むにつれ面白さが増す良くまとまった痛快な話しだった。
何かもう一工夫あれば更に楽しめたかなぁ。
ピーター・グリルと賢者の時間
15分枠
亜人が存在する異世界にて、「地上最強の男」となるピーター・グリルを主人公としたストーリーが描かれる漫画原作のコメディ作品。
愛すべき馬鹿エロ。
もうね毎回結局やってしまい賢者タイムを迎えるピーター・グリルが笑える。
オチが毎回同じなのでマンネリと言えばマンネリだけど、15分間頭空っぽにして楽しむには十分な内容。
性知識が全くないルヴェリアの太ももが反則的にエロい。
富豪刑事 Balance:UNLIMITED
金に物を言わせて事件を解決する大富豪の刑事の活躍を描いた小説原作の作品。
神戸家の秘密に迫る過去の大きな事件が絡んできてからは、1話完結で神戸大助が大金使って終わりという微妙な感じが無くなり面白さが加速する。
神戸が使う最新テクノロジーがちょっとSF過ぎな点が気になるけど、事件の真相を探る刑事モノとして11話で綺麗にまとめられて見易い作品だと思う。
フルーツバスケット2nd season
大人気少女漫画フルーツバスケットの2期。
暗い・・・相変わらず暗い・・・。
草摩関係の話になると途端に暗くなるのが見ていて辛い。
なんで出てくる人出てくる人みんな変な過去持ってて暗いんだろうか・・・。
癒しの透も草摩が絡むと明るさが無くなってしまうのがちょっとなあぁ・・・楽しめないんだよなぁ。
最後の方でやっと恋愛関係が動きそうな感じだったので、ファイナルシーズン楽しみにしてます。
ノー・ガンズ・ライフ(2期)
身体の一部を機械化した人間「拡張者(エクステンド)」と生身の人間が共存する社会で、問題を解決する処理屋を生業としている頭部に巨大なリボルバーを持つ男・乾十三を主人公とした漫画原作のSFハードボイルド作品の分割2期の2期目。
分割2期なので13話から。
乾相談所が反拡張主義の「スピッツベルゲン」に襲撃されヴェクターやセブンとの戦いが描かれる。
うん、まあ面白かったけど可も不可もなくって感じ。
ラストも盛り上がったような?盛り上がってないような?
それなりに終わってるけど結構アッサリ気味に終わる印象。
★★☆☆☆(星2)
ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld 最終章
ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworldの最終章2ndクール。
結局面白くなる事無く終わった。
只々長かった。
色々言いたいけど、突然出てきた知らないキャラが15分くらい戦って負けて帰っていったのは何だったんだ?
感動させたいのはわかるけど、ユージオ、ユージオと同じ事を1話の中で数回やるっていうのは演出としてどうなのよ?笑っちゃうよ。
ラスボスもキリトと面識がないから、キリトが「お前みたいな奴が~!!!!!」と戦っても、「いや、君相手の事知らないよね?」って感じで笑ってしまう。
茅場晶彦の意思を持つロボットの登場も「あ、はい」って感じ。
現実世界に戻ってきてからアリスが受肉してるけど・・・いや、どんだけ科学が進んだ設定なんだ?
人間と見間違うようなモノ作れんでしょ?
SF考察がガバガバ過ぎない?
乾いた笑いしか出てこないよ。
小説通りなんだろうけど、どう考えても4クールもやる内容じゃないよな。味の無いガムをひたすら嚙んだみたいだ。
SAOはやる度につまらなくなってるな・・・。
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完
友達を作ろうとも思わず、いつも一人でいるひねくれた高校生が、それを見かねた教師によって「奉仕部」という部活に入れられてからの高校生活を描いたライトノベル原作ラブコメディ作品の3期。
暗い・・・。
相変わらず登場人物が何を考えて行動してるのかさっぱり理解できず、全く共感できないまま終わった。
この人達は何をしたかった訳?
普通に仲良くしてれば良いじゃねーか!面倒くせぇ。
まあ最後は落ち着くところに落ち着いた感はあるけど、過程が全く理解できん。
この手のひねくれ拗らせ系の主人公はキモくて嫌いだわ。
結局最後まで雪乃が可愛いだけだったなぁ。
ド級編隊エグゼロス
謎のエイリアン「キセイ蟲」に占領された地球を救うために戦う戦士集団「エグゼロス」の活躍をコメディタッチで描いた漫画原作のSFラブコメアクション作品。
愛すべき馬鹿エロ作品なんだけど、回を追うごとに失速した感が否めない。
全裸後の煌めく☆マークがシュール過ぎて笑ってしまうものの、もうちょっと突き抜けて馬鹿さを増しても良いのよって感じだなぁ。
なんか勿体ない。
後半は作画も怪しくなり酷かったなぁ。
モンスター娘のお医者さん
人間と魔族が共存できる街リンド・ヴルムで魔族専門の医師として働く人間族グレンの活躍を描くライトノベル原作の作品。
毎回唐突にエロな喘ぎ声があるので結構恥ずかしい。
別にそんなエロに振らなくても良いのにって感じ。
患者を診察・治療するとなぜかハーレムが出来上がるというなろう系主人公のような先生が笑えて、それに嫉妬するサーフェがいちいち可愛かった。
話としてはまあ普通で、萌で売るでもなく、獣医の知識で売るでもなく、エロで売るでもなく、なんだか全体的に半端な印象。
もっと突き抜けた何かが欲しかったなぁ。
魔王学院の不適合者 ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~
二千年の時を経て転生し蘇った暴虐の魔王の活躍を描くなろう小説原作で、俺TUEEEEのテンプレのような作品。
主人公は誰よりも強くハーレムを形成し、悪役は分かり易い位に悪く姑息で出てきた瞬間に結末が分かるという脳死した状態でも十分視聴できる新設設計。
ある意味安心して視聴できるのでありがてぇかも(笑)
魔王と勇者の絡みは嫌いじゃないけど、この作品ならではの面白さは特に感じなかったなぁ。
まあ、よくある有象無象のなろう作品で「デスマーチから始まるありふれた八男の孫が不適合者なチート魔術師で2回攻撃だった件」だったな。
★☆☆☆☆(星1)
THE GOD OF HIGH SCHOOL ゴッド・オブ・ハイスクール
優勝すればどんな願いも叶えられるという最強の高校生を決める大会「ゴッドオブハイスクール」・・・ハンパない高校生たちのハチャメチャバトルを描いた韓国漫画原作の作品。
面白かったのは1話冒頭の15分間だけだった。
何だか話が支離滅裂で何がしたいのかさっぱりわからん。ユ・ミラの結婚話とか何だったの?
最後は能力者バトルになって神と戦う的な・・・。
う~ん、ついていけないな~。
アクションシーンとか作画凄かったけどね。
異常生物見聞録
ひと癖やふた癖もある異常生物の入居者たちとともに、主人公が次から次へと発生する無理難解な事件に立ち向かう中国のWeb小説原作の作品。
話しが面白いわけでもなく、ギャグが面白いわけでもなく、キャラデザが良いわけでもなく・・・見所が何もない。
データ端末や悪魔、セイレーンとかどんどん出てくるけど全部滑ってる感が凄い。
人狼と高級血族のやり取りとか悪くは無いんだけど・・・なんだろう色々微妙なんだよね。
この辺は日本人との感性の違いなのかなぁ。
毎回BGMだけ主張が凄かったな(笑)