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「プラネット・ウィズ」各話ストーリー紹介&感想:怒涛の展開が熱いSFアニメ

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©水上悟志・BNA・JC/Planet With Project

プラネット・ウィズは2018年夏放送のSFロボットアニメ。全12話。

記憶喪失の高校生「黒井宗矢」は、謎の少女「銀子」、猫の着ぐるみのような容姿の「先生」と共に暮らしていた。ある日、世界各地に謎の巨大兵器があらわれ・・・。

 

◆ジャンル&キーワード

SF、ロボット、アクション、メカ、バトル

 

◆お勧め度

★★★★★(星5)

 

◆こんな人にお勧め

  • SFロボ物が好きな人
  • 熱いバトルを楽しみたい人
  • 怒涛の展開を楽しみたい人

 

planet-with.com

 

 

 

 

総評

SFロボ物というジャンルまだまだいけるじゃないか!と思わせてくれた。

泣いて笑って、展開が熱すぎて鳥肌が立つ作品

 

すごい、凄いよ、怒涛の展開。

1話から想像できない展開が素晴らしい。

さらに、熱い熱すぎる展開。

これぞロボ物の王道

 

さらにさらに、ふんだんに盛り込まれたギャグ。

そして泣ける展開、これらが津波のように押し寄せる。

 

12話の中にクライマックスが3回ぐらいある、凄い構成

他の作品なら1期+2期+劇場版ってくらいの内容を、1クールでやった感じ。

物凄く詰め込んでるんだけど、説明口調とか一切なく、判り難くもない。

ほんとストーリーと12話の構成を考えた人には脱帽

 

銀子や委員長も可愛かったし、白石さんは痛かったし、先生、閣下のキャラも外見によらず渋くてかっこいい。

登場人物は結構多いけど、キャラが立ってない人がいない。

 

あと、戦闘中の音響が凄かった

大きな物がぶつかる音とか良くできてる。

音圧高すぎてヘッドフォンしてるとびっくりするけどね。

 

ホントにストーリー、キャラ、音響、作画全て素晴らしい作品だった。と、先生はおっしゃっている。

 

 

注意:ここからは、ネタバレありです。 

 

 

 

各話ストーリー紹介&感想(ネタバレあり)

第1話:光、七閃

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©水上悟志・BNA・JC/Planet With Project

記憶喪失の高校生「黒井宗矢」は、謎の少女「銀子」、猫の着ぐるみのような容姿の「先生」と共に暮らしていた。

ある日、世界各地に謎の巨大兵器があらわれる。

 

日本では念動巨神装光を纏う7人の戦士が登場し、その中の一人「虎居」が巨大兵器の内部に侵入。

敵の精神攻撃を受けるも、これを撃破。

 

一方その頃、宗矢は銀子と先生から「7人のヒーローをやっつけろ」と告げられる。

 

宗矢は先生と合体、猫型ロボットとなり戦いを終えた虎居を襲撃し勝利。

 

銀子は虎居から砂の入った小瓶「力の源」を奪う。

 

力の源を手にした宗矢は、巨大な龍が故郷の星を焼き尽くした過去の記憶が蘇り、この龍の力を持つ者全員を倒すと宣言する。

 

 

感想:

銀子と先生から「7人のヒーローをやっつけろ」と言われた時に、「えっ?そっちかよ」って素で思ってしまった。

誰が敵で誰が味方なのか今後の展開が楽しみな1話。

 

先生が猫の着ぐるみだったり、美少女フィギュアを下から覗いてたり、うにゃしか言わなかったり謎で面白すぎる。

 

ネビュラウェポンのデザインが凄いのと、銀子と委員長がかわいい。

 

 

 

第2話:ネビュラソルジャー

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©水上悟志・BNA・JC/Planet With Project

7人の戦士が所属する国民安全管理局特殊防衛課(グランドパラディン)は巨大兵器をネビュラウェポン、宗矢たちをネビュラソルジャーと名付け、人類の敵と断定する。

 

そして、再び現れたネビュラウェポンに、力の源を奪われた虎居を除くグランドパラディンの6人が立ち向かう。

 

そんな中、銀子と先生は宗矢に、ネビュラは地球人の進化に注目しており、ネビュラウェポンを使って戦う力の進化を始めた地球人を地球に封印したい封印派、介入は最小限で力を没収し愛の進化を待つ先生達の穏健派があると告げる。

 

ネビュラウェポンを撃破した因幡美羽と対峙した宗矢は、因幡美羽から力の源を奪うが、そこに現れた残るグランドパラディンの面々とそのトップ竜造寺隆により取り囲まれてしまう。

 

 

感想:

虎居さん、7人の中で能力値一番高いのにやられちゃったのかよ。

宗矢に靴貸したりして良い人なんだな。

 

ネビュラウェポンをかわいいと言う銀子、センスが違い過ぎる。

 

2話にして敵全部に取り囲まれてしまうとか、力の源を毎回取り返す話かと思ったけど、そんな事は無く展開が早い。

 

 

 

第3話:復讐者・1

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©水上悟志・BNA・JC/Planet With Project

宗矢を侵略者と呼ぶ竜造寺隆に対し、宗矢は、侵略者ではなく故郷の星を滅ぼした龍に復讐する復讐者であると告げる。

 

宗矢は、グランドパラディンの面々と戦うも、圧倒的な力を持つ隆に返り討ちにされてしまい、間一髪のところを先生の宇宙船に回収され、事なきを得る。

 

夢の中で、ネビュラ穏健派の先生と封印派の閣下の会話を聞く宗矢。

宗矢はシリウス人であり、そのサイキック能力が先生の力を増幅している事、シリウス人が闘争心の赴くままに力の進化を遂げた事、シリウスの二の舞にならぬよう先生は龍の力の回収を急いでいる事等が語られる。

 

後日、学校で委員長の高天原のぞみに誘われオカルト研究会に入部させられた宗矢は、部室で、常に文庫本を逆さに持っていたり、動きの合間にいちいちポーズを決めたりするグランドパラディンの1人、根津屋正義と出会う。

 

その夜、ネビュラウェポンが現れる。

熊代晴海と根津屋正義が敵に飛び込み、熊代がネビュラを撃破するが、一方で変身の解けた根津屋が生身で空中に投げ出されてしまう。

 

 

感想:

あれ宇宙船なのかよ。しかも暫く置きっぱとか。

色々センスがおかしい。

 

先生も閣下も声が渋すぎて、かっこいい。

キグルミなのに。

 

TVインタビューに答える委員長。

宗矢がトイレ見つかったか心配してたのは爆笑した。

所々に入れてくるギャグが面白すぎる。

 

 

 

第4話:復讐者・2

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©水上悟志・BNA・JC/Planet With Project

根津屋はネビュラウェポンの精神攻撃に敗北するも、救出される。

根津屋がヒーローの一人だったと知り、動揺を隠せない宗矢。

 

一方、親友の美羽を負かされた影響から、熊代晴海はネビュラウェポンを倒した直後に宗矢へ1対1の戦いを挑む。

 

宗矢と先生の力に敵わず、晴海が敗北すると思われたその瞬間、彼女は怒りの衝動によって暴走し、念動装光を龍の姿で再構成する。

 

暴走する晴海を相手に、宗矢と残るグランドパラディンは一時的に共闘。

 

キャットドーピング「コスモマタンビZ」を摂取し強化形態に移行し飛行が可能となった先生だが、龍を倒し切れない。

 

そこに力を失った因幡美羽が現れ、銀子がサイキックで協力し、美羽の説得により暴走した熊代の救出に成功。

因幡は熊代の力の源を銀子に譲り、もう戦わないと宣言する。

 

次の日、キャットドーピングの影響で二日酔いに苦しむ宗矢と先生。

一方、サイキックによる「世界征服」という竜造寺隆の真意を知った鷹取紅華は小瓶を置き、グランドパラディンから離脱する。

 

 

感想:

根津屋先輩への精神攻撃は耐えられそうにない。

幸せすぎるだろ、あれ。

 

4話にして暴走、敵との共闘、第二形態への移行と怒涛の展開。

キャットドーピングはワンカップそのままで笑った。

二日酔いするとか設定が面白すぎる。

 

 

 

第5話:パラディンブレイク・1

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©水上悟志・BNA・JC/Planet With Project

根津屋がオカ研に引っ越しの挨拶に来たが、ネビュラウェポンの封印装置による影響で聖人のようにおとなしくなっていた。

 

のぞみは宗矢の記憶が戻ったのではと予想し、帰り道で宗矢に詰め寄る。

宗矢は自分が宇宙人であることをのぞみに話すのだった。

 

そんな折、グランドパラディンに残っている羊谷葉介と竜造寺岳蔵の2人は、新たに出現したネビュラウェポンと対峙し、岳蔵がコアへ突入し撃退する。

 

しかし、一部取り逃がしたネビュラウェポンが街に接近、宗矢が出撃しこれを倒すが、直後岳蔵に戦いを挑まれる。

 

一方、グランドパラディンの秘書であった白石こがねは、竜造寺隆にネビュラ封印派の一員であることを明かし、閣下と変身、竜造寺隆に決戦を申込む。

 

 

感想: 

50年前空から赤ん坊が降ってきた、それが竜造寺隆であると話をする岳蔵。

「アホ、信じる奴がおるかい」と言ってたけど、嘘だとは言って無いから本当の話なんだろう。

 

精神攻撃を楽しむだけ楽しんで突破する岳蔵がかっこよすぎる。

じじい只者じゃない。

 

閣下と対峙する竜造寺隆。

ボス同士のかっこいいやり取りの後の「白石君、今服どうなって」って、突っ込むのそこかよ。

ほんとギャグが優秀だ。

 

最終回前みたいな展開で「つづく」。

どう考えても5話の展開じゃないぞ、これ。

 

 

 

第6話:パラディンブレイク・2

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©水上悟志・BNA・JC/Planet With Project

岳蔵に打ち勝つ宗矢。岳蔵と羊谷は力の源を宗矢に渡す。

 

グランドパラディンは崩壊し、ひとり残った竜造寺隆は念力合体した閣下と白石を相手に激しい戦いを繰り広げていた。

 

閣下は竜造寺隆の力や信念に、かつて宇宙政府ネビュラで歪んだ正義を振るい、時空追放刑に処された「龍」の存在を思い出す。

 

戦況が思わしくない閣下は後の事を先生に任せ戦線から離脱する。

 

激戦の末、暴走して龍と化した竜造寺隆を相手に、宗矢、銀子、先生達は、最後の力を振り絞って対抗、宗矢の最後の一撃により隆は敗北、砂となって消える。

 

その時、一瞬宗矢の兄が姿を現して消える。

 

 

感想:

30分全て戦闘シーンという、最終回と言っても過言ではない展開で、戦闘が熱すぎる。

まだ6話なのに、まさに1期完結って感じ。

この濃密さ、凄いね。

 

敵を先生に押しつける閣下、酷い。

先生もそうされるのが分かっていたみたいだけど。

 

先生の中で 宗矢と共に戦う銀子が、アワアワしててとてもかわいかった。

 

最後、じいさんの伝言を隆に伝える宗矢。

ちょっと泣けるシーンだった。 

 

 

 

 

第7話:シリウス

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©水上悟志・BNA・JC/Planet With Project

宗矢の夢の中。

惑星シリウスの侵略を受けていた銀子の故郷、惑星リエル。

リエルの姫銀子は、侵略してきたシリウス人から救ってくれた先生に帯同し、シリウスの悪しき行いに怒り、正義感で暴走したネビュラの龍を止める為シリウス星に向かう。

 

先生と銀子がシリウス星に到着、すでに龍によって全滅させられたシリウスで宗矢を保護する。

 

先生は宗矢に愛情を教えることで、シリウス人にも愛の進化種族になる道があったと証明する事を龍に伝えるが、龍は星を滅ぼした罪によりネビュラ史上初の死刑となってしまう。

 

日常生活へと戻った宗矢の前に、白石こがねを名乗る転校生があらわれるが、高天原のぞみにテレパスが効かずその場を後にする。

 

帰宅途中の宗矢の前に兄の姿をした「楽園の民」があらわれる。

楽園の民は姿形は無く、宗矢が兄の姿として見ているだけだと伝えるが、動揺する宗矢はサイキックが暴走してしまう。

 

そこに白石、鷹取紅華、羊谷葉介が現れ、二人が封印派についたことを表明、穏健派に宣戦布告を行う。

 

 

感想:

前回の最終決戦終了後のタメ回。

銀子と先生の出会いや、シリウスと龍の関係、宗矢が先生達と居る理由が明かされる。

銀子ってお姫様だから王冠してるのか、なるほど。

先生と閣下の会話はいつ聞いてもかっこいいな。

 

白石さんが面白すぎる。

銀子に「なんです?そのかっこう」って言われたり、鷹取から「教師役の方がいいんじゃ」と言われたり。

まさか秘書だった白石さんがこんなキャラになるとは。

 

リエル人は肉食べないのか。

そりゃ黒井家の食卓に肉が出ない訳だ。

 

 

 

第8話:力、己にこそ宿る

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©水上悟志・BNA・JC/Planet With Project

虎居の元を訪れる紅華。

虎居は小瓶が無い事から封印派勧誘を断る。

小瓶はきっかけに過ぎないと言い残しその場を去る紅華。

 

封印派についた紅華は、閣下に自らの過去を語る。

彼女は人類が龍の力が無くともサイキックに目覚めつつある状況に気づき、その暴走を止めるべく封印派に属したのであった。

話を聞いた閣下は紅華に封印装置一体を預ける。

 

封印装置であるネビュラウェポンを引き連れた紅華が街に迫るが、宗矢は復讐は終わったと言い戦う事を放棄。

その姿を目の当たりにした虎居は、代わりに自分が戦うと決意する。

 

小瓶はきっかけに過ぎないとヒントをもらった虎居は、自身のサイキック力で念動巨神装光を発動し、紅華の前に立ちはだかりこれを撃破。

 

戦いを拒否した宗矢の前に楽園の民が現れ、龍は死んでおらず月の裏で眠っている事、そして龍が目覚めた時に宗矢に倒して欲しいと告げる。

 

 

感想:

虎居さんと紅華がとてもかっこよく、委員長がますますかわいく、白石さんはますます痛い第8話。

竜造寺隆がダウジングでサイキッカーを探してたとか、銀子が完全に攻殻機動隊の少佐だったり、紅華が風呂から上がる時に顔を隠す閣下とか小ネタ満載。

 

虎居さんと紅華の戦闘シーン、「乙女って柄かよ」「柄だよ」って会話がとてもかっこよくて痺れた。

戦わないと言った宗矢に「よく言った、俺がやる」とか、虎居さんは真のヒーローなんだな。

紅華の死んだ恋人が虎居さんに似ていて、葉介のお兄さんであるってのも話盛り上がった。

 

宗矢と委員長のデートを見て邪魔しに行く白石さん。

からの「おっぱい、おっぱい」のくだり。

この一連の流れ面白すぎる。

シリアスとギャグがミックスされた素晴らしい作品だと再認識。

 

 

 

第9話:目覚めの使者

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©水上悟志・BNA・JC/Planet With Project

虎居との戦いで生身で封印装置のフィールドにさらされた紅華は、幸せな夢と共に眠りについていた。

 

自らの過去と仇である龍の存在を抱え、ますます塞ぎ込む宗矢。

宗矢を気にかけお見舞いに来るのぞみ。

 

自分のすべてであった紅華の敗北に、羊谷は地球に持ち込まれた最後の封印装置をもって出撃し、封印装置を念動装光により自身に取り込む。

 

虎居、因幡、熊代が羊谷を止める為に出撃するも、羊谷の圧倒的な力に敗北。

世界の封印が始まる。

 

目の前で先生、銀子、のぞみが封印され動揺する宗矢。

そこに楽園の民が現れ、龍を倒してくれるなら状況を打開しようと提案。

宗矢はその提案を受け、楽園の民の助けで封印を解き地球人を目覚めさせる。

 

封印から目覚めた虎居、因幡、熊代に宗矢たち穏健派も加わり、宇宙船バトルモードを使い羊谷を撃破する。

そして、封印派の親玉閣下に宣戦布告するのであった。

 

 

感想:

後半の戦闘がめちゃくちゃ熱い第9話。

世界の封印が解けた後、鳴り響くBGMと共に戦闘を再開する虎居、因幡、熊代。

そしてそこに登場する宗矢。

展開が熱すぎて鳥肌が凄い。

先生と銀子と宗矢が閣下に見得を切るシーンからの、宇宙船バトルモードで巨大化キターー!

ロボ物の抑えて欲しいツボを全て抑えたこの展開、流石としか言いようがない。

 

楽園の民に英雄だと言われた宗矢が、「本当の英雄ならそこに転がってるよ」と先生を見るシーン。

先生の事ちゃんと理解してるんだな。

ちょっとしたシーンだけど感動してしまう。 

 

封印から復活した先生達に、「おのれ」と言いつつ尻尾をめっちゃ振ってる閣下がかわいい。

 

 

 

第10話:カレルレンとラシャヴェラク

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©水上悟志・BNA・JC/Planet With Project

一週間後、虎居たち元グランドパラディンメンバーの見守る中、太平洋沖の無人島で封印派と穏健派の対決が行われる。

 

それぞれの目的と人類の未来を懸けて、ドーピングモードを使い舞台を宇宙にまで移し戦いを繰り広げるが決着はつかず、宇宙船バトルモードでの決戦となる。

 

形勢が不利になった宗矢たちだったが、竜造寺岳蔵が息子・隆の仇討を胸に死闘に介入。

その隙を突き、閣下の宇宙船内に殴り込みをかけ宗矢たちは勝利する。

 

その場にいる封印派と元グランドパラディンメンバーに、月の裏で眠っている龍が4-5年後目覚めるので龍を一緒に倒して欲しいと楽園の民の言葉を皆に伝える。

 

そして時は経ち、海岸で待っている大人になったのぞみの元へ、宗矢がやってくる。

 

 

感想:

第6話が1期の最終回だとすると、この回は2期の最終回と言える内容。

6話同様、ほぼ全編戦闘。

キャットドーピング、宇宙船バトルモード等、今まで出てきたもの全て出しての熱いバトル。

宇宙船バトルモードでの大きな物体がゆっくり動く感じや、物体同士がぶつかった音とか凄い。

最後に大人になった委員長と宗矢を出すとか、本当最終回みたいな展開。

 

封印が解けてかけつけるも戦闘が終了していた根津屋先輩。

「引越しして遠かったので遅れた」とか相変わらず。

宗矢がグランドパラディンメンバーに「一度は負けたんだから協力してくれ」と言った時「戦ってすらいない俺」と返す先輩、キャラが面白すぎる。

 

 

 

第11話:龍(アズラバラクラ)

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©水上悟志・BNA・JC/Planet With Project

5年後。

宇宙政府ネビュラと人類は龍を倒す為共同戦線を敷いていた。

 

宗矢とのぞみはテレパスを使った待ち合わせ訓練の後、衛星軌道上にあるネビュラ作戦本部に向かう。

そこには紅華、虎居、因幡、熊代、根津屋といったグランドパラディンメンバーもネビュラ臨時武官として集合していた。

 

龍の正体は宇宙最古の知的種族楽園の民の生き残り。

100万年前、肉体を捨て存在の次元を上昇させるという種族の選択を拒み、たった一人で念動装光を重ねに重ね、今では自身の記憶すらない存在。

楽園の民の目的は、龍を楽園の民本来のコミュニティーに迎え入れる事。

 

のどに餅を詰まらせて他界した竜造寺岳蔵の墓参りをする羊谷。

墓参りの後、紅華、虎居と合流し、今回の作戦概要を聞く。

 

作戦前夜、アパートの屋根で銀子にシリウスがリエルにした事を謝る宗矢。

リエルは誰も恨んでないし、宗矢は自慢の弟だと言う銀子に、家族としての絆を再認識する宗矢。

 

龍・アズラバラクは眠りから覚め、ついに作戦が決行される。

楽園の民は龍に対し愛と許しを説き、帰ろうと呼びかける。 

 

 

感想:

のぞみがテレパス使えてたり、因幡、熊代はガラの悪い先輩になってたり、根津屋先輩は「家事手伝わない」ってなってたり、岳蔵は前回デスギャグ言ってたのが本当に他界してるしで、色々変化のあった5年後が楽しめる。

 

アパートの屋根での銀子と宗矢の会話が凄くいい。

血は繋がってないし、種族も違うけど、家族なんだなーって思える。

最後の「ありがとう姉さん」って言葉と、優しく見守る先生の姿にちょっと泣けてくる。

 

戦闘は相変わらず熱い。

虎居さん達が「念動装光」と言い、一瞬間があって「プラス」って言うのと同時にBGMが盛り上げるのとか、演出が神懸かってる。

先生と閣下の共闘も熱い。

 

 

 

第12話:見ろ、宇宙は祝福に満ちている

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©水上悟志・BNA・JC/Planet With Project

テレパス部隊を囮に龍を亜空間へと通じる次元の穴に封じる最後の作戦が決行された。

 

人類と宇宙政府ネビュラ、そして助っ人であるキグルミ族宇宙船部隊の総力をかけ龍を次元の穴へと押し込む。

 

宗矢に精神攻撃をかける龍。

懐かしいシリウスの夢を見る宗矢。

悪を憎み自分の後継者になれと言う龍に対し、ネビュラに内定が決まってるから希望には添えないと龍の精神攻撃を跳ね除ける。

 

龍を次元の穴に押し込める事に成功するが、逃げ遅れた虎居たちを救出した宗矢たちは、龍と一緒に次元の穴に閉じ込められてしまう。

 

亜空間の中で龍の体内に突入した宗矢たちは、龍の本体と出会う。

 

龍に対しお礼とシリウスへの罪を許す宗矢、リエルを救ってくれた礼を言う銀子、愛と祝福を伝え微笑む先生。

岳蔵との過去を想い出し、良い夢だったと消えてゆく龍。

 

宗矢たちは楽園の民の導きにより、亜空間からシリウスのワープゲート入口を通り、シリウス星にたどり着く。

楽園の民が宗矢に龍退治をお願いしたのは、亜空間にシリウスのワープゲートが開くことを知っていたからだった。

 

シリウス星に降り立つ宗矢、銀子、先生。荒れた大地に一輪の花を見つけ、まだ星が生きていたことに感激する宗矢。

のぞみのテレパスによりシリウス星に救助に来る閣下たち。

「お帰り、大きくなったな」と言う兄の幻に、宗矢は「おかげさまで」と微笑む。

 

 

感想:

感動と大団円の最終回。

楽園の民が宗矢に龍退治をお願いしてた訳や、のぞみとの待ち合わせ訓練の伏線がバッチリ回収される。本当に無駄のない脚本だ。

 

龍の精神攻撃を受けネビュラに内定が決まってるからと断るシーンからの戦闘シーン。

一連の流れがかっこよくて熱く、鳥肌もの。

 

龍と対峙した宗矢たちの語りや、龍にお礼を言い号泣する銀子、泣ける。

先生のピカイチの笑顔も素晴らしかった。

 

相変わらず尻尾振りまくる閣下がかわいい。

 

 

 

 

最後に

ストーリー構成、キャラ、演出、BGM、音響とどれを取っても一級品。

SFロボアニメの傑作なので、まだ見てない人は是非とも見て頂きたい。