2019年春アニメ25作品の1話を視聴しましたので感想をまとめおきます。
15分枠が多いので、今までは15分枠の感想を除外してましたが、今回から15分枠も感想に含めます。
1話を見て「おお!これは面白い!」って感じる作品は少なかったが、つまらないと思う作品も少なく、今の所佳作揃いと云う印象です。
駄作が非常に多かった2019年冬のような事にはならないで欲しいと願います。
目次
面白かった
フルーツバスケット
少女漫画原作で2001年に一度アニメ化された作品。原作未読、前のアニメ未視聴で今回観たが面白い。
主人公の本田透が、花より男子の牧野つくしとか昔の少女漫画の主人公っぽい印象で、辛い境遇ながらも明るく元気な所が見ていて気持ちいい。女子高生がテントから出てきた時は「ゆるきゃん△」始まったのかと思ったが(笑)。
草摩家に住む事になるくだりもコミカルでテンポよく楽しめ、最後の草摩由希、夾、紫呉が動物になる引きも素晴らしい。単なる恋愛学園ものじゃないんだな。
原作最後までアニメ化するらしいので、これは非常に楽しみ。
ワンパンマン 2期
趣味でヒーローをやっているサイタマがどんな敵でも一撃で倒す物語、ワンパンマン2期。その面白さは1期で証明済み。
サイタマが出てくるとワンパンで話しが終了してしまうので、サイタマが戦うまでの脇役たちの活躍を面白おかしく見る作品。
1話は新しい話への導入って感じで派手さはないが、しっかりと面白さが伝わってくる順当な作り。
キャロル&チューズデイ
多くのカルチャーはAIが作り出すようになった時代、火星を舞台にミュージシャンを目指す二人の少女の物語。お洒落な雰囲気が凄く良い感じの音楽物。
1話は世界観の説明とキャロルとチューズデイが出会うお話しで驚きの展開とか次回への引きみたいなものはないけど、凄く丁寧に作られており画面から名作になる雰囲気がビンビン伝わってくる。
「奇跡の7分間」と言ってる事から、二人がミュージシャンとして成功するまでのアメリカン・ドリーム話しっぽい。2クールでどんなストーリー展開を魅せてくれるのか、今後が非常に楽しみな作品。
さらざんまい
幾原ワールド全開な作品で、いつも通りの1話を見て何か分かる訳も無く・・・本当、センスが異常で尖りまくってるな。うん、全く分からない(褒め言葉)。
考察しようと思えばどこまでも考察でき、何も考えずにぼーっと見ていてもぶっ飛んだ演出が面白い。さすがだ。
全く理解できない所から段々話が見えてくるのが幾原監督の特徴なので、今後の展開はとても楽しみ。
ひとりぼっちの○○生活
中学に入学した人見知りの一里ぼっちが友達を作っていく漫画原作日常コメディ作品。ぼっちちゃんが暗く陰湿なボッチではなく、明るく前向きなコミュ壁ボッチで可愛く、ゆるゆるした感じで安心して見られる中々の癒し系日常コメディ。
原作は「三ツ星カラーズ」の人か!これは面白くなりそうだ。最後の信号待ちしてるシーンの背景が三ツ星ベーカリーだったのは原作者繋がりなのね。なるほど。
1話はぼっちちゃんと砂尾なことの絡みしかなかったけど、今後キャラも増えて行く事が予想され色々と楽しみな作品。
なんでここに先生が!?
15分枠。先生と男子高校生とのギリギリ感満載のハプニングを描く、頭空っぽにして下半身で観るエロギャグアニメ。ほぼほぼ有り得ないシチュエーションでのおバカなエロが楽しめる。考えたら負けな作品。
ステータスをエロに全振りしてるので、 エロ嫌いな人は絶対に見てはいけない。
まあまあ
鬼滅の刃
家族を鬼に殺された主人公竈門炭治郎が鬼となった妹を人間に戻す為、そして家族の仇を打つ為に鬼狩りの道に進む物語で、漫画原作の作品。
1話は家族を殺され鬼となった妹と旅に出る所までで、あまりインパクトのあるモノではなかったが、しっかりと作られている印象。地味なので導入としてはこんなもんかな的な感じ。原作未読なので今後の展開は気になる。
妹に襲われている時に長々と説明っぽい事を語るのがちょっと滑稽で気になる。魅せ方工夫できなかったのかな?
八月のシンデレラナイン
市立里ヶ浜高校に入学した有原翼が野球部の無い学校で女子硬式野球部を作る青春物語。「大正野球娘。」を思い出す。
1話は可もなく不可もなく部を発足し部員を集める話しで、その中にちょっと心温まる描写があり、良く言えば王道、悪く言えばありきたりな感じ。でも、それがいい。
今後メンバーを集めて試合とかする展開が予想され、熱い部活モノになるなら面白くなる可能性は十分にある印象を受ける。
この音とまれ!
漫画原作で高校の箏曲部を舞台にした部活モノ。部活モノは大好きなので期待が膨らむ。
部長の倉田武蔵の行動がイライラしたり、久遠愛はもっと喋れよと思ったり、簡単なコミュニケーションで君たちの問題は解決できるじゃねーかと感じてしまった。
さらに警察や教師が無能だったりして話の構成にチープな印象を受ける。話を動かす為に周りを無能の集団にしました感がどうも好きになれない。この感じ、そこら辺のラノベとよく似ている。
まあ、色々言いたい事はある1話だったけど、今後の展開に期待させるものはあり悪くはなかった。
なむあみだ仏っ!-蓮台 UTENA-
DMMゲームが元のアニメ。現世に降臨した帝釈天と梵天を中心とした仏様のドタバタ共同生活を描く作品。仏様の擬人化という感じ。
1話は戦いあり面白日常ありで仏教の教えを上手に取り入れ中々楽しめる。数百年ぶりに現世に降臨した帝釈天と梵天の行動が面白い。
如来たちの舌が馬鹿舌で料理が下手な理由が、如来たちが味中得上味相(仏さまは何を食べても最上味として味わえる)だからと云う理由に説得力があり面白い。今後もこういった仏様特有の内容が出てくるなら楽しめそうな作品。
MIX
タッチの舞台となった明青学園を舞台にする野球モノ。昭和世代はどうしようもなく観たくなる、だってタッチだよ、タッチ。
今回は双子ではなく義兄弟のお話し。投馬がタッちゃん、走一郎がカッちゃん、音美が南にしか見えない。相変わらずあだち充のキャラは皆同じに見える。だが、それがいい。
1話の話しの進み方はちょっと観ていて退屈さを覚える程にスロー。もう少しテンポを上げて欲しい気もするが、あだち充のテンポって昔からこんな感じだし、原作の良さが壊れてしまう可能性があるので難しい所。
超可動ガール1/6
15分枠。動く美少女フィギュア「ノーナ」とオタク社会人「春人」の奇妙な夫婦生活ギャグアニメ。
アニメの世界が現実だと思っているノーナに話しを合わせる春人がイケメンだった。
トイストーリー的な感じではあるが、まあそこは日本アニメなので美少女フィギュアが動いて喋るというオタクの願望を叶えてくれる作品に仕上がっている。
Fairy gone フェアリーゴーン
戦争終結から9年後の世界で、妖精を戦争の道具として自在に操る「妖精兵」たちの活躍を描く作品。萌えなどは一切なく、なかなかの硬派路線アニメ。
1話は主人公のマーリヤ・ノエルが幼馴染のヴェロニカ・ソーンを追い、妖精を身に着け違法妖精取締機関ドロテアに入るまでを描く。うーん、掴みは弱くまあ普通で特にインパクトはない。悪くはないけれども・・・って感じ。
妖精兵の戦いがスタンドのソレ。最近多いなこの系統。
真夜中のオカルト公務員
新宿区役所夜間地域交流課に配属された主人公が、人ならざるモノ(アナザー)が関与するオカルト的事象に関与し解決する物語。
登場人物が男ばかりで腐女子向けか?って感じだけど、作品は夏目友人帳のような雰囲気があり面白い。
1話の掴みはインパクトの面でちょっと弱い感じがするけれども、アナザーとの関わり方、話しの持って行き方で面白くなる要素は多いと感じた作品。
ぼくたちは勉強ができない
理系に進学したい文系の天才古橋文乃、文系に進学したい理系の天才緒方理珠の二人に「特別VIP推薦」を狙う秀才唯我成幸が勉強を教える漫画原作のラブコメ。
設定が若干前期の「五等分の花嫁」と被ってる感が無くもないが、まあ、学園ラブコメの設定が似るのはしょうがない。
あえて狙ってるのだろうけれども、絵柄と云うか色使いがなんか古臭く昭和のアニメのようで趣き深い。
1話はそれなりに面白かったが、インパクトがあるものでもなかった。今後ヒロインが増えてハーレム化するんだろうけど、今の所普通のラブコメという印象。
この世の果てで恋を唄う少女YU-NO
1996年に発売されたゲームが原作の作品。懐かしい。DESIRE、EVE burst error、YU-NOと昔ゲームクリアしたなぁ。
菅野ひろゆき(当時のペンネームは剣乃ゆきひろ)さんの作品はどれもストーリーの構成が素晴らしく面白かった。
ゲームクリアしたのが昔過ぎて細かい所は全く覚えてないので、アニメは懐かしく思い出しながらそれなりに楽しめそう。原作知らない人は頑張ってネタバレ回避して観て欲しい。
ストライクウィッチーズ 501部隊発進しますっ!
15分枠。ストライクウィッチーズ501部隊の日常を描く、ストライクウィッチーズスピンオフ的なファン向けギャグ作品。
ネットで公開されるしょぼフラッシュアニメのノリで同人っぽい。最初は「なんだこれ?」ってなるけど、ストライクウィッチーズ本編と全然違う作画の適当さがギャグとマッチしていて面白い。これはこれでアリだな。
ストパンを知ってればギャグは面白く、宮藤の冷静なツッコミが笑え、頭空っぽにして見れる良作。
異世界かるてっと
15分枠。「オーバーロード」「この素晴らしい世界に祝福を!」「Re:ゼロから始める異世界生活」「幼女戦記」 の4作品の登場人物が集うファン向けギャグアニメ。
ネットで公開されていた「ぷれぷれぷれあです」「Re:プチから始める異世界生活」「ようじょしぇんき」と同じゆるいギャグのノリを4作品合同で15分アニメにした内容。
相変わらずアクア様は喋るだけで面白い飛び道具だし、ギャグが通じなさそうなオバロ勢や、ここでも気苦労が絶えないターニャ等々、それぞれの作品やキャラの特徴をこれでもかと活かし、4作品を知ってればそれなりに楽しめる。
みだらな青ちゃんは勉強ができない
15分枠。官能小説家を父に持ち男嫌いな主人公堀江青が、クラスの人気者で「リア充王」の木嶋拓海に愛の告白をされ青ちゃんのエロ妄想が暴走するラブコメ・・・
なんだけど、1話はいたって普通。青や父の紹介と木嶋に告白されるところまでで、特に面白くなく、つまらなくもない。エロ妄想も無いのでインパクトは皆無。まあ、今後に期待。
いまいち
世話やきキツネの仙狐さん
会社員の中野の元に押しかけてきた神使のキツネ仙狐との交流を描く漫画原作の癒し系ラブコメ作品。
1話は突然押しかけてきた仙狐の手料理を食べてお茶飲んでモフモフして膝枕して終わった。なんだこれ?日々仕事で疲れた幼女好きでケモナーの人には癒されて最高の作品なんだろうけど、面白かったかと言われると・・・正直面白くはなかった。退屈で15分枠でいいんじゃないの?と思ってしまった。
キャラデザが気に入るかと、こういった癒しを求めてるかでかなり作品の評価が分かれそうだなぁ。
川柳少女
15分枠。言いたいことは五七五の川柳で伝える雪白七々子と、不良のような外見だけど心優しい文芸部の毒島エイジの日常を描いたラブコメ作品。
うーん、可もなく不可もなく普通。七々子が全て川柳で話をするが、まあそれが面白い訳でもない。でも、天然で色々抜けてる感じの七々子は可愛い。
これは15分で正解だなぁ。30分見るのは辛いかもしれない。
消滅都市
一つの都市が消滅したロスト現象の生き残りユキと運び屋の男タクヤの物語。消滅した都市やそこからのメッセージ等謎が多いストーリーで今後の展開が気になるが、1話を見た限りだと「どうなんだろう?これ」と云った感じの印象。
バイクがジャンプしたり敵の攻撃を完璧に防いだりなんだか作りがチープな感じ。まあ、アニメの世界なのでつべこべ言う気はないが、もうちょっと違う見せ方でも良かったのでは?と感じる。
バトルがスタンド使いのバトルなんだけど、まあこれも迫力はあまりない。至る所にB級臭さが漂う感じ。
なんだか2018年夏アニメの「ロード オブ ヴァーミリオン 紅蓮の王」を彷彿とさせる感じで正直良い印象はないが、今後の展開次第では面白くもなるし、大コケする可能性も十分にある、そんな作品。
RobiHachi
一攫千金を狙うおじさんロビー・ヤージと学業優秀で身体能力も高いクールな秀才ハッチ・キタの二人が宇宙で繰り広げる弥次さん喜多さん的なシュールギャグSF作品。
シュールだ。とてもシュールだ。「TIGER & BUNNY」や「DOUBLE DECKER! ダグ&キリル」に「宇宙戦艦ティラミス」を混ぜ合わせたようなノリ。
イセカンダル目指すってイスカンダルと伊勢合わせただけだよね?巨大ロボとか何なんだあれ?うん、考えたら負け的な作品だ。
群青のマグメル
未開の新大陸で探険家達の救助を生業とする主人公のヨウと、その仲間たちの活躍を描く探検ファンタジー漫画原作作品。
うーん、正直1話は面白く、なんだこれ?って感じ。なんで病気の依頼人を危ない新大陸に連れて行ったのかさっぱり分からん。クズの兄をヨウがぶっ飛ばして終わり。全滅エンドもなんだかなぁって感じでカタルシスも何も無い。
能力モノっぽいけど、能力がもう少し明らかになると面白くなるのだろうか・・・。主人公が通信使えるのはゼロの能力なんだよね?そうじゃないと新大陸の冒険がチープになるし。
賢者の孫
またまたまたまたまたまたまたまた異世界転生。もういいよ。反吐が出るわ。
1話はよく会ってたおじさんが実は国王でした。育ててくれたおじいさんたちは伝説の人達でした。サルでも分かるくらいわかりやすい馬鹿なチンピラが出てきて、それを倒して女の子助けて俺つえーしました。はいはい。良かったですね、凄いですね、驚きですね。
原作は読んだ事ないけど、この後は俺つえーしてハーレムつくっていくんでしょ、たぶん。鼻ほじりながら視聴します。