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「宇宙よりも遠い場所」感想

 宇宙よりも遠い場所は、2018年冬(1-3月)放送のオリジナルアニメ、通称「よりもい」、全13話。女子高生たちが、宇宙よりも遠い場所である南極を目指す、笑いあり涙ありの青春ドラマ。

 そこは、宇宙よりも遠い場所──。何かを始めたいと思いながら、中々一歩を踏み出すことのできないまま高校2年生になってしまった少女・玉木マリ(たまき・まり)ことキマリは、とあることをきっかけに南極を目指す少女・小淵沢報瀬(こぶちざわ・しらせ)と出会う。高校生が南極になんて行けるわけがないと言われても、絶対にあきらめようとしない報瀬の姿に心を動かされたキマリは、報瀬と共に南極を目指すことを誓うのだが……。

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  • ジャンル

ドラマ、青春

 

  • おすすめ度

★★★★★(星5)

こんな人にお勧め

   青春ドラマが好きな人

   心温まりたい人

   ちょっとした感動が欲しい人

 

  •  感想(ネタバレあります)

 いや~面白い!素晴らしい青春ドラマであり、上質なアニメ。オリジナルで面白いのも久しぶりかも。

普段アニメを見ない人にも十分勧められる作品、と言うか是非見て欲しい。

最初「宇宙」って文字見て、SF物だと思って期待したのですが(をっさんはSF物好き)、良い意味で違った。

女子高生達が南極を目指すという、ある意味ぶっ飛んだ話ではあるけれども、うまくまとめてると思う。

13話のストーリーの構成も良く、後半になるほど尻上がりに面白くなり、後半は毎話毎話感動させに来る。

主人公4人のキャラもいいし、掛け合いも面白い。

登場する大人が、しっかり大人してるけど、悩みや弱みもあり頑張っている感じ好きです。

 

STAGE1 青春しゃくまんえん

キマリと報瀬の出会いを描いた回。群馬の女子高生が広島集合は無理がないか?って気もするが、報瀬のぶっ飛んだ感じと、キマリの決意を表すのには良いのかもしれない。

 

STAGE2 歌舞伎町フリーマントル

日向が仲間になり、南極に行く為に歌舞伎町に行き、民間南極観測隊と接触、同行させてもらおうとする話。報瀬の戦略の無さが面白い。1話の強キャラからポンコツ化が始まっている。

 

STAGE3 フォローバックが止まらない

南極観測隊に取材班と共に同行する、現役女子高生女優の白石結月と仲間になる話。最初、女子高生が南極行くのは無理があるので、目指すだけで日常を描いて終わるのではないか?と思って見てたけど、白石結月を合流させる事によって、自然な感じで南極に行ける事になる。まあ、女子高生タレントが南極に行くのもおかしいと言えばおかしいが・・・そこはフィクションなので、それ以上深く考えてはいけない。

 

STAGE4 四匹のイモムシ

南極行きの切符を手に入れたキマリたちが、同行者として南極に行くための技術や知識を学ぶため、3日間に渡る夏期訓練に臨む話。

 

STAGE5 Dear my friend

南極行く前の、キマリと友達めぐみの話。友達の気持はなんとなくわかる。近くにいたのに、キマリが独りで先に行ってしまう感覚。

 

STAGE6 ようこそドリアンショーへ

南極に行く途中のシンガポールで、日向がパスポートを失くす話。最後の報瀬の行動がカッコいいのだけれども、オチが笑える。報瀬ほんとポンコツw。1話での強キャラ感から、話が進むほどポンコツ化してって面白い。

 

STAGE7 宇宙を見る船

南極船の出港準備をする回。相変わらず報瀬が安定してポンコツ。

 

STAGE8 吠えて、狂って、絶叫して

南極船の中での話。ひたすら嘔吐してる。

 

STAGE9 南極恋物語(ブリザード編)

報瀬と藤堂さんの話。お互いちょっと似てて、コミュニケーションがあまりうまく取れてないけど、縄跳びの件とかちょっと感動できる。大人もみんな良いキャラしてる。そして南極到着!「ざまーみろ!」

 

STAGE10 パーシャル友情

南極に到着して結月が友情を拗らせる話。友達誓約書とか拗らせすぎだろ。それ見て泣いちゃうキマリもいい。「ね」の一文字に全てが込められてて、ちょっと良い話。

 

STAGE11 ドラム缶でぶっ飛ばせ!

三宅日向の友達との話。「ざけんなよ」と啖呵を切る報瀬がかっこよすぎた。普段すごくしっかりしている日向が、ボロボロ泣いてるの見て感動してしまった。毎回、話後半の良い所で音楽かぶせてくるんだけど、盛り上がるよなー。をっさんも泣いてしまうわ。あと、報瀬が麻雀を打ってる時に、キマリが後ろで見ていて色々牌について喋っちゃうシーンが結構好き。をっさんが小さい頃に、親が家で麻雀してて、同じように後ろで色々言って怒られたので笑っちゃたわ。

 

STAGE12 宇宙よりも遠い場所

報瀬が母を亡くしてからの日々、そして長い長い旅の終わり、旅の集大成、涙なくして見れない報瀬回。「母の元へと向かう最後の旅が始まる。日本から1万4千キロ。宇宙より遠いその場所へ」。もうね、このコピー見るだけで泣けてくるわ。キマリ達が報瀬母のPCを発見、そのPCを立ち上げ、報瀬が受信される自分のメールを見て号泣、部屋の外にいるキマリ達号泣、見ているをっさん号泣。もうね、涙で画面が見えませんよ。どこか母の死を受け入れていなかったが、母はもう居ないという現実。そして、何度もくじけそうになって、メールを書いては戦ってきた日々。それらの想いが全てこのワンシーンで吐き出される。近年のアニメの中でも、とてもとても素晴らしいシーンの一つ。本当に感動した。

 

STAGE13 きっとまた旅に出る

日本に帰還する最終回。オーロラメールの演出がニクイ。そして最後のオチが上手い。お前、北極にいるのかよっ!、確かに途中で伏線も張ってたな。なるほど、そうきたかって感じのオチだった。空港に到着してから、キマリが「ここで別れよう」と言って、別々に帰る描写があったけど、キマリ、報瀬、日向は同じ地元に帰るんじゃないのかよって思った。まあ、南極旅して4人の絆が深まって、各々が成長したって事で、こういう演出なんだろうけど、ちょっと違和感があったかなー、ちょっとだけね。

 

 「宇宙よりも遠い場所」本当に素晴らしい作品でした。製作スタッフに感謝。綺麗に終わってるけど、またこの4人の旅が見てみたい。