2019年冬アニメと2018年秋アニメの続き28作品が終了したので、感想をまとめおきます。
中々面白いクールになるかと思いきや、グダグダな展開の作品ばかりで、正直あまり楽しめなかった。駄作が多くて見るのが苦痛と言っても過言ではない。
その中で「かぐや様は告らせたい」の面白さは抜群で頭一つ飛び抜けてた。
ランキングは掲載順になります。
目次
★★★★★(星5)
かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~
恋愛は戦!告白した方が負け。高すぎるプライドが邪魔をして相手に告白できない男女が、相手に告白させるべく権謀術数の限りを尽くした頭脳戦を行う恋愛コメディ。
面白すぎる、文句なく今期ぶっちぎりNo.1の面白さ。やっぱりラブコメはハーレム状態じゃなくて相思相愛の1対1の方が面白い。二人が進展しそうで進展しない状況にニヤニヤするのがラブコメの基本だよなぁ。
ずば抜けたギャグのセンス、かぐや様の可愛らしさ、ラブコメらしい恋愛要素の数々、シリアスとギャグが融合し視聴後に2回3回と繰り返し見ても飽きない。
セリフの発音やイントネーション、言い回し等の表現力が凄かった。声優の力もあるだろうが、スタッフが1シーン1シーン拘っている感じで、同じ「えー!」というセリフでも毎回違い、それが絵とマッチし最高に笑える瞬間を演出していた。
OP、ED曲も最高の出来。3話にぶっこんできた脳がとろける特殊EDが凄かった。そして、ある意味ギリギリを攻めたBGMの数々。使い所が最高に巧くて超盛り上がる。
実写の予算を2期に回してもらえませんか?
★★★★☆(星4)
ケムリクサ
謎の多い世界観にワクワクしっぱなし。廃墟、赤い霧、よくわからない敵、人間っぽいけど人間ではないキャラ達。色々な謎が解明され伏線を回収する後半の盛り上がり方凄い。予想とかなり違うボーイミーツガールなお話しで、なんかちょっと泣けた。良い話だなぁ。
わかばの事ウザいとかキャラ設定失敗してるとか思って申し訳ありませんでした。最高にかっこよかったです。
アクションシーンがイマイチだったのが残念だけど、それでもとても面白かったと思える程ストーリー展開が素晴らしかった。
私に天使が舞い降りた!
かわいいは正義!と云う事で毎回安定して面白く、子供達が天使のようだった。
元気いっぱいで姉が大好きなひなた、冷めた感じだがお菓子にすぐつられる花、明るく自分が一番可愛いと思っている乃愛。3人とも子供ならではの可愛さ全開で 、見ていてほっこりできた。
花への対応が一歩間違えると危ない変質者にしか見えないみやこの行動と、それに対する花の反応がとても面白い。
ギャグは日常系ならではの、ちょっとクスッとできる感じで安心して見ていられる。
同居人はひざ、時々、頭のうえ。
極度の人見知りである小説家の青年と、彼が拾った猫のハルとの日常を描いた作品。主人公視点と猫視点のお話しが楽しめる構成が新しい。主人公視点の話は、まあ、普通で特段面白くはないがハル視点になった時に一気に面白さが加速する。
ハルが常に主人公の保護者感覚で行動してるのが、非常に猫っぽくて面白い。猫の「家の中で自分が一番偉いと思ってる」と云う特徴がよく表れている。
猫好きな人、猫を飼ってる人は必見の作品。
★★★☆☆(星3)
約束のネバーランド
孤児院からの脱出劇で1話が衝撃的。
ママに気付かれないように行う脱出計画、新たなママや内通者の登場、毎回ハラハラさせられる展開が多く、繰り広げられる頭脳戦がとても面白い。
ただ、最後にアッと言わせるどんでん返しや、仕掛けがあるのかと思っていたが、結構淡々と脱出まで至るのでちょっと拍子抜けする感じがあるのがちょっと残念。
2期が発表されているので楽しみに待つことにする。(頭脳戦ではなくバトル物になっちゃうらしいけど・・・)
えんどろ~!
かわいいは正義!ゆるふわRPG風日常コメディで何も考えずに楽しめる。日常ものにしては珍しくちゃんとストーリーがあり、思わず心温まってしまう良い話が展開され、凄く綺麗に終わり中々良かった。
ユーシャは安定したアホかわいいし、マオは魔王だけどマスコット的にかわいいし、ローナ姫の何でも知ってる強キャラに見えて考えなしだったり、各キャラかわいさ全開で楽しめる。
五等分の花嫁
1人の貧乏男子高校生が家の借金返済のために、金持ち五つ子女子高生の家庭教師を務めるという青春ラブコメディ。つまらなくはないけど、特段面白くもないそんな作品。
コメディ部分はあまり面白くなく、どちらかというと5人のヒロインを「かわいいなぁ」する作品。でも、5人の作画が毎回怪しいのでかわいいなぁできないという致命的欠陥を抱えている。5人は顔同じで髪型違うだけだからもっと頑張れると思うんだけど・・・。
結局5人のヒロインどの子もかわいいと思える事が無く終わってしまったのが残念。
風が強く吹いている
箱根駅伝に挑戦する大学生たちの姿を描いた青春物。バラバラだった陸上部のメンバーが段々と一つになっていく感じは熱いモノがあり、一人一人が思いを込めてタスキを繋げていく様は感動できる。
しかし、あのメンバーで箱根に出場って云うのはちょっと・・・まあ、そこはファンタジーだと思う事にする。フィクションの世界だしね。
2クールの中で結構しっかりと話しを見せてくれる作品で、地に足の着いた感じがする中々の良作だった。
荒野のコトブキ飛行隊
戦闘シーンや音響は本当に凄いが、褒めるのはそこだけ。とにかく内容が面白くないのが致命的。せっかく面白い戦闘シーンを描いてるのに、他がグダグダすぎてどうしようもないのがもったいない。
これだったら戦闘機は乙女の嗜みとして廃校を阻止するため大会で優勝する話しにしてもらった方が楽しめたんじゃないだろうか・・・。
コトブキ飛行隊の面々でさえ最後まで名前と顔が一致しなかった。個々の魅力と個性があんまり出てなかった感じがする。
revisions
まあ普通。特に面白くもないし、つまらないと言う訳でもない。兎に角、主人公と敵に魅力が無いのが致命的。そしてタイムリープ物なのに全然その設定を活かしたストーリー展開が無い事が微妙すぎる。
さらに渋谷だけ転送されてるのに、いつまでも飲料や食料がある事が不思議でしょうがない。普通に考えて2日くらいしか持たないんじゃないだろうか。なんだか色々設定がチープなんだよなぁ。
なんか続編作る気満々みたいなラストだったけど、正直いらないと思います。
宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち
う~ん、何か残念だ。前作は中々良いリメイクだったけど、これはちょっと・・・。さらば宇宙戦艦ヤマトが名作過ぎるから比べちゃ可哀想なのかもしれないが、もうちょっと上手に料理して欲しかった。
色々カットされてたせいか、なんか話が飛び飛びな印象がある。これは放送時間との兼ね合いでしょうがないし、そもそもがTV放送してBD売る商法じゃないので仕方ないと納得できる。
前作同様新解釈の設定が色々出てくるんだけど、それがどれもイマイチで幼稚な印象がありストーリーが面白くなかったのが致命的。変に捏ね繰り回さず素直に凶悪な敵と戦うヤマトでも良かったのでは?
続編やるみたいだけど、大丈夫かな?
ブギーポップは笑わない
正直小難しくて話しはよくわからないが、じっくりともう一度見たくなる魅力がある作品で全体の雰囲気は良くできている。
この小難しさ感や中二病的設定がさすが20年前の作品って感じで、そこが良い。最近の頭空っぽ異世界転生系のラノベなんかより全然楽しめる。
作画も最近の萌え絵にせずに硬派を貫いた感じに好感が持てる。古臭いと感じる人も多いかもしれないけど、これはこれでアリだなと感じる。
続編があるなら見てみたいと思わせる作品だった。
ドメスティックな彼女
昔のドロドロ系昼ドラを見ているような気になる作品。愛欲にまみれ自制心がきかない登場人物だらけでまともな人が出てこないので見ていて全く感情移入できない。
主人公は性欲の塊で後先考えないクズにしか見えないし、陽菜先生も不倫の後に生徒と付き合い、時と場所を考えずにエロまっしぐらで下半身でしか生きていない常識が欠落したダメ人間にしか見えない。なんだろう、不幸になるべくしてなってるような人だ。
ちょっとおかしい瑠衣がもの凄くまともで常識人に見える。まあ、この子も大概だが・・・。
★★☆☆☆(星2)
賭ケグルイ××
賭ケグルイの続編。ギャンブルによる生徒会総選挙「選挙バトルロイヤル」が行われる。 相変わらずの「それ何のギャンブル?」って感じで、ルールの隙を突いた頭脳戦と云うよりもイカサマ合戦が繰り広げられる。
今回も狂いに狂ってる蛇喰夢子が堪能できるが、選挙戦が終わる事なく終了してしまい、なんじゃこりゃ感が強い。途中から始まり途中で終わる、中途半端なものを見せられた感がある。
エガオノダイカ
う~ん、残念だ。なんだろう、題材ややろうとしてる事は悪くないんだけど、調理に失敗したみたいな感じでもったいない。
しっかりと人が死に戦争の悲惨さを表現してるのは良かったと思うけど、ダブル主人公なのに二人の接点が無さすぎて、出会った時の衝撃や感動がまるでない。話の組み立て方が下手すぎないか?
後半は作画も死んでたし、そもそもちゃんと作る気はなかったんじゃないかと思える作品。
ソードアート・オンライン アリシゼーション
長い、ダラダラダラダラと凄く単調で長い。長い割に伏線ばら撒いて回収とか一切ない。淡々と話が進むだけで緩急がまるでない。1話丸々説明回とかあって、いやいや、こんだけ長いんだからストーリーの中で上手に説明しろよって感じで、構成が下手すぎる。色々削って見せ方工夫して1クールで行けるんじゃないの?これ。
最終も「はい、ここで泣いて下さい。感動シーンですよ、ドヤァ」的な演出されるんだけど、もう見てるこっちは真顔になっちゃってるんだよなぁ。
まあ、まだ分割2期の前半しか終わってないので、ここから面白くなるのかもしれない。知らんけど。
転生したらスライムだった件
異世界転生して俺つえーするテンプレそのものでお手本のような作品。能力を与えられ無敵となり、色んな種族を仲間にしていくと言う社会に出た事がない人が書いたような陳腐なストーリー。基本主人公はナメプで努力と言う言葉は皆無。仲間に名前を与えると急に強くなるという幼稚でご都合主義な設定。やはり異世界転生モノはクソしかないと再認識させてくれる。
いつか面白くなるだろうと視聴継続するも異世界転生モノのお手本通り面白くなる事なく尻切れトンボで終了。2期あるらしいけど期待はしない。
シズさんのくだりは悪くはないけど、パッと出てきてほら感動しろよ的な演出されましてもねぇ。
3D彼女 リアルガール
まあ、いい話だなぁ・・・なんだろうけど、うーん、やっぱり面白くない。
元々筒井のコミュ壁具合にイライラしていたんだけど、後半も最初の頃よりマシだけどあまり変わらなかった。
色葉の病気がなんか取って付けたように感じるし、7年間も音信不通になる理由もよくわからないし、なんだか記憶が戻るのもねぇって感じ。
設定はそのままでももっと上手い見せ方や展開の仕方があったんじゃないかなぁと思う。もったいない。
あ、石野さんは幸せになって素直におめでとう!
けものフレンズ2
1期は本当に面白かったが、これは糞。謎っぽい物を見せて回収は一切しない。キュルルは一体何者か分からない、ビーストが出てくるがなんだったのか分からない、海中の巨大セルリアンは何だったのか分からない。思わせぶりに出てきたかばんちゃんは特に何でもない。すげーな、脚本家は天才か?
仕事であり商売なので色々な利権が絡むのは当たり前だと思ってるので、 たつき監督降板をどうのこうの言うつもりはない。でもね、だからと言って2期がつまらないのは擁護できない。スタッフは本当に面白い物を作ろうと思っていたのだろうか?たぶん思ってないよね?仕事が来たからやりました、以上。それだけだ。
けものフレンズなのに人間が仕込んだ芸をやる動物たちに違和感しか感じない。これって人間に都合のいい動物で、本来の動物の姿じゃないよね?本当に動物が好きな人たちはこんな描写しないと思う。
ガーリー・エアフォース
う~ん、蒼き鋼のアルペジオの空版みたいな設定だけど、面白さは遠く及ばない。アルペジオパクったのならもっと面白くしてよ。最後も謎をバラ撒いて終わるという「俺たたエンド」。なんだかなぁ。これがラノベの限界か・・・。
可愛いキャラと戦闘を合わせたいだけで、中身があると思えない内容。何も解決せずに終わる雑な脚本。もっとしっかりとしたものを作って欲しい。
魔法少女特殊戦あすか
中身がなく少女たちの残忍残虐な行為を描写したいだけの作品。お前らこう言うの好きだろって意図が見え見えな感じ。マジカル付ければ何でも許されると思うなよ。
特に面白くもなんともないストーリーは何が解決する訳でもなく「俺たたエンド」。最後まで視聴しても低俗なエロアニメ見てる気分がして胸糞悪い。
漫画やアニメの表現を規制しようとする人達の気持ちがわかる作品。
BanG Dream! 2nd Season
BanG Dream!の2期ではあるが、ソシャゲをやってる人前提で作られてるとしか思えない作品。1期では出てこなかった様々なバンドが出てくるが、何の説明もないし主人公達との接点もわからない。作品の中でそれらを説明する気はなく、ソシャゲやってるから知ってるでしょ?と云う作り。
閃乱カグラの2期と全く同じでゲームをやってる人に向けたファンサービスアニメで「一見さんお断り」。
前半はストーリーを楽しむというより、様々なバンドの曲を楽しんでねって感じでPVを見ているかのよう。
バミューダトライアングル ~カラフル・パストラーレ~
マーメイドの少女たちが映画館を甦らせ、様々な人との触れ合いを通じ成長する日常を描いた作品。毎回のんびりとし心温まるストーリーが展開される。
毎回のお話しは特に面白くはないが、つまらないと言う訳でもない。中の下的作品。薬にも毒にもならないので印象が薄い。良い話的で悪くはないんだけどねぇ。
仲良し5人がアイドルになるまでの話しなんだけど、最後唐突にアイドルになった感が強い。まあ、それでも話が破綻してるとかそういうのは無い。
とある魔術の禁書目録Ⅲ
1期2期映画も見ていて面白かったと感じてるけど、これは何が起きてるのかさっぱり分からない。毎回「あれ?先週見てないっけ?」と思わせるストーリー展開と構成はある意味凄い。しかも、何が起きてるのか調べる気にもならないほどストーリーに魅力が無い。
完全に視聴者が小説読んでる前提で作っており「一見さんお断り」な原作ファン向けアニメになってしまっている。26話見てここまで話が理解できなかった作品は初めてかもしれない。原作未読で理解できた人いるの?これ。
演出も全体的にチープで戦闘シーンとかなんの迫力も無かった。とあるシリーズは今まで面白く見ていたけど、これ以上はもう無理かなぁ。
★☆☆☆☆(星1)
サークレット・プリンセス
全くルールの分からない競技が、ルール改正になって終わった。ジークフリートは結局何だったんだとか、歩の父は何がしたかったんだとか、良くわからない。でも、まあ分からなくてもいいやって感じ。分かりたいとも思わないし。
1話からなんじゃこりゃ感満載だったけど、中盤はそれなりにスポーツ物みたいな展開で面白かった訳じゃないけど嫌いじゃなかった。
ラストはここから熱いバトルが展開されるのかと思いきや、終わり。うーん、手抜きだ。
ぱすてるメモリーズ
様々な作品の中に入り作品世界を破壊しようとする敵を倒していく作品。
結局は色々な作品のパロディなのだが、元ネタを知らないと全く面白くないし、元ネタを知っててもつまらないという傑作な出来。
パロディをここまでつまらなくできるものなのかと感心する。アニメや漫画ばかりを見てきた才能のないオタクのマスターベーションを見せられた感じ。
グリムノーツ The Animation
様々な童話の世界で運命の書の通りに生きいる人々。空白の運命の書を持った主人公達が、童話の世界のストーリーを変えようとする敵と戦う話し・・・で、やってる事はパロディのない「ぱすてるメモリーズ」なんだよなぁ。正直本当につまらない。
自分たちで面白い話が作れないから、皆が知ってる童話の話しを持ってきましたと云う感じで、そもそも発想がチープで幼稚。
一定の確率で空白の書を持って生まれる人が居る謎とかを、うまく話の中で解明するとかそういうのがあればいいんだけど、敵が出たー、変身してやっつけたー、童話の世界は元通り、ばんざーい・・・って毎回それだけ。正直視聴者を馬鹿にしてるのかと思える。
バーチャルさんはみている
これはアニメではなく、バーチャルユーチューバーを使ったバラエティ番組。うん、見てられない。久しぶりに1話切りした。 つまらない作品はつまらないなりに見て評価するつもりだったけど、無理。これは無理!
継続視聴中作品について
最後に期を跨いで視聴している作品の感想を書いておきます。
盾の勇者の成り上がり
見てられない。いい加減、異世界転生モノは主人公を凄く見せる為に主人公以外を馬鹿に描くのを辞めてもらいたい。作者に才能が無いから周りを馬鹿に描くしか、主人公を凄く見せられないんだろけどさ。
ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風
ジョジョです。まあ、良いも悪いもなくジョジョです。