「かぐや様は告らせたい?~天才たちの恋愛頭脳戦~」11話ストーリー紹介&感想です。
お笑い一切なしで石上の過去を語るシリアス回。
見るアニメ間違えたか?ってくらいに、今までと毛色が違い過ぎて驚く。
白銀がカッコ良すぎたり、石上が応援団団員と心通わせたり、かぐや様が裏で動いてたりと良いシーンが多く、ちょっとした感動が味わえる・・・んだけど、正直お笑いの無いかぐや様は魅力半減だなぁ。
良い話しだし面白かったしちょっと感動したけどね。
フランス料理店に行って寿司が出てくるような・・・いや不味くはない、美味しいよ、でもね食べたいのはそれじゃない的な。
目次
11-1:そして石上優は目を閉じた③
ストーリー
男女制服を入れ替えた赤組の応援合戦。
周囲の自分に対する誹謗中傷の反応を想像し気乗りしない石上だったが、実際やってみると心配したのが馬鹿らしくなるほど楽しいと感じる。
応援団に入ってよかったと思う石上。
そこに石上が停学になった原因の女子・大友京子が現れ「随分楽しそうにやってるんだね」と嫌味を言い去っていく。
怪我をした応援団団長の代わりに、対抗リレーのアンカーとして出場することになる石上だったが、動揺を隠しきれず真っ青な顔のままトラックに立ち、かつて自分が学園で起こしたある事件のことを思い出す。
ーー只のクラスメイトだった大友京子。
何かと声をかけてくれる大友を石上は良い人だと感じていた。
ある日、大友に演劇部部長の荻野という彼氏ができた事を知る石上は、呪うでも嫉妬するでもなく幸せになって欲しいと願っていた。
しかし荻野は大友を性の道具としか考えていない事を知ってしまう石上。
過剰なまでの正義感を抱え不条理が許せなかった当時の石上は、荻野の悪事を調べ荻野と話をするが、大友の身体を交渉材料に出してくる荻野にキレて顔面を殴りつける。
その場に集まるクラスメイト達に対し荻野は小芝居を打ち、石上をストーカーだと罵り大友は渡さないと宣言、石上は一気に悪者にされ大友からも拒絶されてしまうーー
感想
大友京子の登場で石上の過去が語られる「そして石上優は目を閉じた③」。
生徒会メンバーと石上の仲良さそうな1シーンにちょっとジーンとくる。
なんだかんだ言って良い仲間だよなぁ。
対抗リレーの組み分け。
体育会系VS文科系って色々持ち物にハンデがあるとはいえ体育会系有利過ぎないか?
対抗リレーの前、石上に話しかける白銀とかぐや様。
「石上!応援団の代表は石上か。アンカーとは大任まかされたな」
「石上くんの逃げ足はなかなかのものですから、大丈夫ですよ」
なんかちょっとした言葉だけどあたたけぇ。
しかし、なかなかの逃げ足の石上に毎回追いついて捕まえてるかぐや様って・・・。
まあ、腕振り凄いしなかぐや様。足速いよね。
大友京子・・・普通に明るくて良い子よね。
しかし、石上は惚れてなかったのか・・・。
単なる正義感からの行動だったのか。
恋愛感情が無かったから更に話が複雑になっちゃってるのね。
惚れても居ない女を助けて停学になって、クラス中からの嫌われ者・・・損な生き方だなぁ。
11-2:白銀御行と石上優
ストーリー
ーー1ヶ月の停学処分となる石上は、課題と反省文の提出を求められ、課題はこなすものの反省文が書けずにいた。
反省文を書かない石上を罵倒す教師は荻野の事を性根は良い奴と評価し、荻野は謝罪があれば許すと言っていると石上に教える。
その言葉にキレた石上は反省文に全て本当の事をぶちまけて終わらせようとするが、結局反省文を書くことなく卒業を迎える。
復帰が認められないまま高等部への進学が認められる石上。
ある日、突然石上の部屋に生徒会長の白銀が現れる。
石上が大友への加害を防ぐために何の反論もしなかったと調査結果から導き題した結論を石上に突きつける白銀。
やり方はともかく大友を守ると云う目的は達成していると石上に告げる白銀は、書くべき反省文は「うるせえバァカ!!」だと頑張り耐え抜いた石上を褒めるーー
荻野にフラれた事を石上のせいだと思い込み石上に文句を言う大友。
そんな大友に白銀から赤組の鉢巻きを貰い勇気づけられた石上は、「うるせえバァカ!!」と言い放ち、アンカーとして全力で走る。
僅差で負けてしまい自己嫌悪に陥る石上。
応援団の子安や団長、応援団員からよくやったと褒め称えられる石上は、皆を見てこようとしなかったのは自分だと気付く。
感想
石上と白銀の出会いを描く「白銀御行と石上優」。
白銀がくっそカッコいい。
石上の部屋に突然現れる白銀。
「・・・つまり、大友京子への加害を防ぐために、お前は何の反論も行わなかった。
これが断片的な情報を集め俺が導き出した推論。
いや、俺達が導き出した結論だ!」
俺の推論から俺達の結論へ言葉を変えるのがニクイ。
追跡調査の結果、大友のその後を石上に教える白銀。
「やはり見立てに間違いは無さそうだ。
荻野はお前を相当警戒していたそうだ。
そりゃ反省文だけ出さず何か月も自分から停学してるような奴なんて、普通に怖すぎるしな。
この停学期間は意図せずとも有効に働いていた訳だ。
正しい正しくないを論じるつもりはない。
もっとスマートなやり方があったのは事実だ。
だが、目的は達成している。
頑張ったな石上。
だとしたら!お前が書くべき反省文は!
こうだろ!」
小田和正BGM万能(笑)
白銀がくっそカッコいい。
これは石上も惚れてしまいます。
「うるせえバァカ!!」は白銀の言葉だったのか。
いや~、しかし先週花占いして膝抱えてた男と同一人物だと思えないんですけど。
なんでこれが出来てかぐや様に告白が出来ないの?
そして大友へ向けて言う、人をおちょくったような石上の「うるせえバァカ」
回想からのこの流れ、うまい!上手い流れだなぁ。
アンカーで走り白組に追いつけず負けてしまった石上の周りに集まり、石上を慰め褒める応援団員。
初めて全員の顔が描かれ、石上が皆に心を開いた瞬間のシーンが巧すぎる。
なるほど、今迄顔を書いてこなかったのはこの瞬間の為だったのか!
長い貯めだったなぁ。
11-3:大友京子は気づかない
ストーリー
最後のリレーで逆転を狙う赤組。
友達と石上の悪口を言いながら荻野が転校していたと知りちょっとがっかりする大友は、石上には言いたい事言えたし、秀知院には楽しい思い出しかないから来て良かったと友達に笑顔を見せる。
その姿を見るかぐやは「あの笑顔こそ石上くんが守ったものなんでしょ」と早坂に言い、得の無い事をした石上を可愛い後輩だとほほ笑む。
そして体育祭は赤組の逆転勝利で幕を下ろす。
感想
体育祭編のエピローグ的な「大友京子は気づかない」。
「頭良かったら進学試験落ちてないけど・・・」という大友。
この子、学校に行ってなかった石上よりもアホなのか。
大友って真相を知らないだけで、アホで明るくてちょっと恋愛脳な良い子なんだな。
大友を見て「何も知らずに幸せな子」と呟くかぐや様。早坂に促され、
「分かってるわよ。あの笑顔こそ石上くんが守ったものなんでしょ。まったく、得の無い事をしたがる子よね。ホント可愛い後輩だわ」
かぐや様も気に入ったモノを守るのには全力なんだよなぁ。
石上のマル秘レポートを作成する生徒会。
藤原書記も絡んでいたのか・・・って今回藤原出てきたっけ?
シリアスになると出番が無くなる藤原書記・・・うん分かり易い。
そしてEDでちょこっとほほ笑むようになる石上。
良かったね、石上!
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